「教える」と「教わる」の違いは?
疑問

質問者さん(中国)
「教える」と「教わる」は何が違いますか?

管理人
「AがBに教える」のときはA→B
「AがBに教わる」のときはB→A
「AがBに教わる」のときはB→A
先生と学生の関係で見てみると…
●先生が 学生に 教える (先生 → 学生)
●学生が 先生に 教わる (学生 ← 先生)
こんな感じです。
「教える」の使い方
「教える」は誰が教えるか、誰に教えるか、何を教えるかの3つ情報が必要です。誰が教えるかは「が」で、誰に教えるかは「に」で、何を教えるかは「を」で表します。つまり「AがBにCを教える」の文型を取り、このときの教授関係はA→Bです。
(1) 私が 妹に 算数を 教えた。 (私→妹)
(2) 親が 私に 大事なことを 教えた。 (親→私)
(3) 先生が 私たちに 歴史を 教えた。 (先生→私たち)
「教わる」の使い方
「教わる」は「教える」の受身形「教えられる」と同じ。誰が教えられるか、誰に教えられるか、何を教えられるかの3つの情報が必要です。誰が教えられるかは「が」で、誰に教えられるかは「に」で、何を教えられるかは「を」で表します。つまり「AがBにCを教わる」の文型を取り、このときの教授関係はA←B(B→A)です。
(4) 彼が 先生に ルールを 教わった。 (彼←先生)
(5) 妹が 親に 算数を 教わった。 (妹←親)
(6) 私たちが 先生に 歴史を 教わった。 (私たち←先生)