スピーチコンテストの訂正に追われ

日本語教師のお仕事

 華北地区の日本語スピーチコンテストが来月初めに行われるようです。その校内選考が先日行われました。テーマは「日中交流におけるチャンスとチャレンジ」あるいは「スマホで得たものと失ったもの」のどちらかを選ぶ形です。校内選考ではスマホについてのスピーチが圧倒的に多かったわけですが、それもそうでしょう。日中交流の話をするのは難しく、民間レベルの交流を強調するにしても、触れるには勇気が要る内容がゴロゴロあるわけですからね。その代わり、ユニークな目線が必要になるため逆に難しいかもしれません。

 2年生4名、3年生4名、計8名が参加しました。スピーチは2部構成で、まず上記のテーマから1つ選び、暗記して発表するもの。もう一つは即興スピーチで、その場の質問に日本語で答える形式です。暗記してスピーチする分には2年生も3年生に引けを取りません。しかし即興スピーチとなるとやはり難しく、3年生に分がありました。最終的に3年生1名が当学院の代表となったわけです。明日はその大会で発表するスピーチ内容の提出日。選ばれた1名が各先生にアドバイスを請い、とにかく忙しそうです。私もここ数日、代表になった学生に付きっ切りでスピーチ内容の訂正をしてました。

 大会には華北地区の各大学から集った37名が参加し、そのうち上位2名が日本で開かれるスピーチコンテストに参加する権利が与えられます。その際日本への渡航費、滞在費等は全て負担してもらえるため、学生にとっては夢のような機会です。

 というわけで、私は彼女に質問しました。
 「スピーチコンテストの目標は?」
 何気ない質問のようでしたが、校内で1位になっておきながら「頑張る」と答えるだけなら、私は「ふざけるな!」くらいは言うつもりでした。しかし彼女は「日本に行く」と答えてくれて大いに安心しました。この言葉を言ってくれたなら、私も彼女のスピーチのために粉骨砕身応援してあげられるというものです。

 明日まで文面の訂正を行い、以降6月の大会に向けて発音の指導があります。大変ですが、日本に行くために頑張りましょうか。





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