平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(1)解説

(1)唇のまるめ

 母音の違いは舌の高さ(口の開きが大きいか小さいか)、舌の前後位置、唇の丸めの有無の3つの要素によって決まります。この問題はそのうち唇の丸めの有無に関する問題です。

 1 非円唇 前舌 半狭母音
 2 非円唇 後舌 狭母音
 3 非円唇 前舌 広母音
 4 円唇 後舌 半広母音
 5 非円唇 前舌 狭母音

 日本語の母音は[i][e][a][o][ɯ]の5つです。うち[o]だけが円唇で、それ以外は全て非円唇です。よく出題されるので絶対に覚えなければいけません。
 この問題は選択肢4に日本語にはない母音[ɔ]があります。これは別に覚えなくてもいいので気にしないでください。各選択肢の円唇性を見ると、選択肢1、2、3、5は非円唇で間違いないですから、選択肢4は円唇なのだろうと予測がつきます。

 したがって答えは4です。

 参考:母音と子音の分類とIPA表記





2020年9月16日平成27年度, 日本語教育能力検定試験 解説