【N1文法】~ものを

説明

接続

 動詞普通形+ものを
 イ形普通形+ものを
 ナ形普通形+ものを
 名詞普通形+ものを

 ナ形語幹+な+ものを
 名詞+な+ものを
 

意味

 要是…就好了
 早知道…就好了
 

解説

 既に発生したことに対して「あの時こうしていれば良かったのに」という仮説や可能性について述べる文型です。(反事実条件文)
 不満、後悔、残念などのニュアンスを持ち、その事柄の結果に対して不満を感じているときによく用います。
 仮定表現と組み合わせた「~ばいいものを」や「~たらいいものを」はよく使われます。
 「のに」に言い換えることができますが、「のに」よりも硬い表現です。
 後件は省略可で、「~ものを。」で文を終わらせることができます。
 

例文

 (1) 車で行けばいいものを、歩いて行くからそんなことになるんだ。
     (开车去就好了,可是却走着去结果就发生那样的事儿了吧。)
 (2) 薬を飲めばすぐ治るものを、意地張って飲まないから悪化したんだ。
     (本来吃药就能好,非得逞强不吃结果恶化了吧。)
 (3) 教えてくれたらすぐ助けに行ったものを
     (要是告诉我一声本来能够立刻去帮你的。)
 (4) 連絡してくれればいいものを、一人でやるなんて大変だったろうに。
     (联络一下就好了,却非要一个人扛着很辛苦吧。)
 (5) 手を貸してもらえばすぐ片付いたものを
     (要是您肯帮个忙马上就能收拾好。)
 (6) 眠くなったら寝ればいいものを、彼女は「寝たら休みが終わっちゃう」と言って無理やり起きている。
 (7) 一人で死ねばいいものを、犯人は近くの通行人まで犠牲にして自殺した。
 (8) 明日に備えて早く寝たらいいものを

 

備考

 特になし

 




2021年8月16日N1文法, 日本語の文法