【N1文法】~いかんにかかわらず/いかんによらず/いかんを問わず/を問わず/は問わず
説明
接続
名詞+(の)+いかんにかかわらず
名詞+(の)+いかんによらず
名詞+(の)+いかんを問わず
名詞+を問わず/は問わず
意味
不管…(如何)
不论…(如何)
~かどうかに関係なく
~を問題にせず
解説
前項の結果や状態に左右されずに後項の内容を行うことを表し、「~にかかわらず」と同じ意味を持ちます。
「いかん」は「如何」を使うことがあります。
「かかわらず」と「よらず」の前は助詞「に」ですが、問わずの前は助詞「を」を使う点に注意。
学歴、国籍、成績、理由、合否、成否など複数の側面がある単語と結び付きます。
例文
(四ツ谷カオル 様)
(1) 成績のいかんにかかわらず、地元クラブを応援したい。
(无论成绩如何,都想为本地的队伍都想加油。)
(2) 理由いかんにかかわらず不快にさせた部分については謝罪が必要。
(不管理由是什么,都有必要对让别人感到不快而道歉。)
(3) 殺人というのは理由を問わず許されない行為だ。
(无论理由是什么杀人的行为是不被允许的。)
(4) 影響力いかんにかかわらず感想を呟く自由は各々ある。
(不管影响力如何说出自己的感想都是个人的自由。)
(5) 試合の勝敗いかんによらず、反省するところは反省すべき。
(不管比赛胜负如何,该反省的地方就要反省。)
(6) 目的のいかんを問わず、これらの国々への渡航は自粛してください。
(不管目的是什么,去这些国家的时候请谨言慎行。)
備考
これとは反対の意味を持つ文法に「~いかんで」「~いかんでは」「~いかんによっては」がある。
「関わる」シリーズ | 意味 |
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【N1文法】~いかんにかかわらず/いかんによらず/いかんを問わず/を問わず/は問わず | 前項の結果や状態に左右されずに後項を行う(硬めな表現) |
【N1文法】~関わる(かかわる) | 影響が及ぶ対象や範囲 |
【N2文法】~にもかかわらず(にもかかわらず) | 逆接/後件は予想外 |
【N2文法】~にかかわらず/にかかわりなく | 前項の結果や状態に左右されずに後項を行う |
【N3文法】~に関して/に関しての/に関する/に関しまして | 指し示す事柄と話題の関連性 |
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