令和4年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題7解説

問1 クローズド・クエスチョン

 質問に対する答えの自由度からオープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンに分けられます。

オープン・クエスチョン 相手が自由に考えて答えることができる質問のこと。「どう」「なぜ」などを用いた質問がこれにあたる。
クローズド・クエスチョン 相手の答える内容が限定されている質問のこと。「はい」「いいえ」で答えられるYes/Noクエスチョンと、択一形式のオルタナティブ・クエスチョンに分かれる。

 1 「どのように」だからオープン・クエスチョン
 2 「何」だからオープン・クエスチョン
 3 「いつ」だからオープン・クエスチョン
 4 Yes/Noで答えられるクローズド・クエスチョン

 したがって答えは4です。

問2 テーマの決め方

 ディスカッションは答えのないテーマについてみんな色々自分の意見を言っていき、最終的に全体の意見を収束させていく活動です。

 1 みんな興味あるテーマは望ましい
 2 結論が出てたらディスカッションの意味なし。このテーマの決め方は間違い。
 3 みんな意見が違うから議論できるわけで、同じだったら議論できません。この記述は正しい。
 4 良いと思います。

 間違ってるのは選択肢2。答えは2です。



問3 ディスカッションに参加する

 選択肢1
 議論だから自分の意見を言って、なんでそう思うかの根拠があればいいです。意見を言うだけだと水掛け論だから、根拠を争点にして議論を進めていくべき。

 選択肢2
 専門用語が分からない人もいるから話を進めていくには一般的な語で進めていければいいかなと思います。特に日本語学習者ならなおさら。レベルが上級であっても専門用語は難しいです。

 選択肢3
 早く一致するように? ゆっくりみんなの意見を聞いて進めていけばいい。

 選択肢4
 参加者がどんな意見を持っているかは教師に関係なくて、それぞれが好きに自分の意見を言えばOK。
 結果的にどっちかに偏ることはあっても、教師側の何かで偏らせる必要はありません。

 したがって答えは1です。

問4 時間の管理

 1 話し手の割り振りのいい
 2 序論ももちろん重要ですけど、やっぱり議論する本論が最重要です。この記述は間違い。
 3 誰が何分話すか大体決めておくのは絶対必要。じゃないとだらだらします。
 4 これもその通り。時間がなくなって意見を言えない人が出てはいけない。

 答えは2です。

問5 アイスブレイク

 授業前に学習者の緊張をほぐしたり、不安を軽減させたりすることを目的とした活動アイスブレイクと言います。私も学生には何かと雑談をして話を振ったりするようにしています。「さあ始めましょう!」といきなり授業に入るよりは自然になります。

 1 これがアイスブレイク
 2 やってることは本作業みたい
 3 これも本作業みたい
 4 こんなんでアイスブレイクできない

 答えは1です。

 ここでいうKJ法は去年(令和3年度)も出題され、今回答えにはなってないけど2年連続の出題。KJ法はブレーンストーミングなどで出た意見を付箋などに書いて、同じグループにまとめて分析するような思考法です。




2022年10月27日令和4年度, 日本語教育能力検定試験