【N1文法】~なり

説明

接続

 動辞形+なり
 

意味

 刚…就立刻…
 一…就…
 

解説

 前件の動作後すぐに後件が発生したことを表します。原則過去のことにしか使えません。
 後件では話者にとって予想外なことが述べられます。

 前件と後件は同一主語でなければいけません。また一人称の主語は取れません。
 話者の驚きが表れる文型です。
 

例文

 (1) その男は私と目が合うなり、追いかけてきた。
     (那个男人刚跟我对上视线就追起我来。)
 (2) ドアを開けるなり、土足で入り込んできた。
     (门一打开,穿着鞋就挤进来了。)
 (3) 会うなりビンタされるとは思わなかった。
     (没想到刚一见面就被扇了耳光。)
 (4) バッグに商品を入れるなり、店から立ち去って行った。
     (将商品放入包中后,就离开了商店。)
 (5) 彼女はその教会に足を踏み入れるなり涙が止まらなくなったそうだ。
     (听说她一走进那个教堂,眼泪就止不住了。)
 (6) 彼は家を出るなり、母親に呼び止められた。
     (他一出门,就被母亲叫住了。)
 (7) 席に座るなりすぐ本題に入った。
 (8) 水着に着替えるなり海に飛び込んでいった。

 

備考

「なり」シリーズ 意味
【N1文法】~なり 前件の動作後にすぐに後件が発生
【N1文法】~なり~なり/~なりとも/~なり何なりと 列挙
【N1文法】~なりに/なりの その人物や性質に相応しい程度や状態

 




2021年8月2日N1文法, 日本語の文法