【練習問題】(798)ポジティブ・ポライトネス・ストラテジー
文章中の (ア) と (イ) に入れるのに最も適当な組み合わせを、次の1~4の中から一つ選べ。
ポジティブ・ポライトネス・ストラテジーは (ア) のポジティブ・フェイスに配慮する言語行動で、 (イ) などがその例である。
(ア) | (イ) | |
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1 | 話し手 | 話し手に同調する言語行動 |
2 | 聞き手 | 話し手に非同調的な言語行動 |
3 | 話し手 | 聞き手に非同調的な言語行動 |
4 | 聞き手 | 聞き手に同調する言語行動 |
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解説
人はみんな相手に好かれたい欲求(ポジティブ・フェイス)と相手から離れたい欲求(ネガティブ・フェイス)があります。私たちは相手のフェイスに配慮した言語行動をしたりします。
相手のポジティブ・フェイスに配慮した言語行動はポジティブ・ポライトネス・ストラテジー、相手のネガティブ・フェイスに配慮した言語行動はネガティブ・ポライトネス・ストラテジーと言います。だから (ア) は「聞き手」。
ポジティブ・ポライトネス・ストラテジーは相手の近づきたいという欲求への配慮で、つまり相手の言ったことに同調したり、賛成したり、褒めたりみたいな言語行動がそうです。だから (イ) は「聞き手に同調する言語行動」が正しい。
したがって答えは4です。