【質問】尊敬語と謙譲語の違いは何ですか?

質問

質問者さん
(日本)

尊敬語と謙譲語の違いは何ですか?

管理人

尊敬語は相手の行為・物事・状態に敬意を払って高める表現。
謙譲語は自分の行為・物事・状態をへりくだることで相対的に相手を高めたり、自分の行為や物事を丁重に述べる表現です。

詳細

 簡単に言えば、相手のことや物に使う表現が尊敬語、自分のことや物に使う表現が謙譲語です。
 次の例を見てください。

 (1) 社長がいらっしゃいました。 (尊敬語)
 (2) これから伺います。 (謙譲語)
 (3) 私は岩本と申します。 (謙譲語)

 (1)の「いらっしゃる」は社長の行為ですよね。相手の行為に使うのは尊敬語
 (2)の「伺う」、(3)の「申す」は全部自分の行為。自分の行為に使うのは謙譲語です。
 こうして自分と相手を区別すると分かりやすいはず。

 ※ここで説明したのはほんの表面上の話で… 詳しくは『敬語の指針』を参考にしてください。




2022年8月18日みんなの質問アーカイブ, 日本語全般の質問