【練習問題】(594)ダイバージェンス

「アコモデーション理論」のうち、ダイバージェンスの例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 専門用語を交えて話す人に対して学術的な言い方を含みながら話す。
 2 相手の口癖を真似して同調するような話し方をする。
 3 くだけた言い方で話しかけてくる女性に対し、距離を縮めようとくだけた言い方を多用する。
 4 集団内で通用する表現が分からない相手に対し、集団語を用いて話しかける。

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解説

 コンバージェンスやダイバージェンスはアコモデーション理論の用語です。
 コンバージェンスは相手に受け入れられるために自分の話し方を相手に近づけることで、ダイバージェンスは距離を取るために自分の話し方を相手から離していくことです。

 選択肢1
 コンバージェンスの例。
 専門用語を話す相手の話し方に合わせて、自分も学術的な言い方を使っています。話し方を近づけようとしていますのでコンバージェンスです。

 選択肢2
 コンバージェンスの例。
 相手と同じ口癖を使っていますので、話し方を近づけています。

 選択肢3
 コンバージェンスの例。
 同じくくだけた言い方を使っていますので、話し方を近づけています。

 選択肢4
 ダイバージェンスの例。
 集団内で通じる言葉が分からない相手に分かってもらおうとするなら、集団内で通じる言葉を使わないで噛み砕いて話したり、分かりやすいもっと別の表現を使ったりします。しかしそうすることはせず、続けて集団語を使っています。相手が分からない表現を使っているということは、相手の話し方から遠ざかっているということ。

 したがって答えは4です。

 




2022年7月1日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題