【練習問題】(408)BICSとCALP

BICSとCALPの発達に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 BICS(生活言語能力)はCALP(学習言語能力)より習得に時間がかかる。
 2 BICS(生活言語能力)はCALP(学習言語能力)より文脈依存度が低い。
 3 BICS(生活言語能力)はCALP(学習言語能力)より認知的負荷が小さい。
 4 BICS(生活言語能力)はCALP(学習言語能力)より第二言語の発達に影響する。

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解説

生活言語能力
(BICS)
日常生活で最も必要とされる言語能力のこと。主に話したり聞いたりする能力が中心。日常生活の対人場面ではジェスチャーや表情、状況などの非言語情報が豊富にあるため、コンテクストに支えられているBICSの習得は認知的な負担が少なく、2年ほどで習得可能とされている。
学習言語能力
(CALP)
教科学習などで用いられる抽象的な思考や高度な思考技能のこと。学習の場面では聞いたり話したりする能力も必要だが、BICSよりも読んだり書いたりする能力が特に必要になる。非言語情報があまりない低コンテクストの状態になりやすく認知的な負担が大きいため、習得には5~7年必要だとされている。

 1 BICSは2年、CALPは5~7年なので逆です。
 2 CALPのほうが文脈依存度が低いです。
 3 正しい記述。CALPのほうが認知的負荷が大きいです。
 4 共有基底言語能力はCALPなので、CALPが第二言語の発達に影響を及ぼすとされています。

 したがって答えは3です。

 




2022年7月1日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題