【練習問題】(205)オーバーラップ

複数の話者の発話が重複するオーバーラップに関する記述として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 先行発話に対する共感を示す場面で起きやすい。
 2 話し手に共感しようとする場面で起きやすい。
 3 問いかけに対する相手の応答を待っている場面で起きやすい。
 4 話し手の発話内容が予測できる場面で起きやすい。

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解説

 1 「うんうん」「そうだね」などの相づちは相手に共感を示すもので、オーバーラップとして現れやすいです。
 2 あいづちなどのオーバーラップは相手に共感するために打ちます。
 3 相手の応答を待つ場面では、待っている側は普通発話せず待っているのでオーバーラップしにくいです。
 4 予測できるということは言い終わる前に分かるということなので、話し手が言い終わる前に応答する可能性があり、オーバーラップが起きやすくなります。

 したがって答えは3です。

 




2022年7月1日日本語教育能力検定試験, 練習問題集