【Q&A】「らしい」と「みたい」の違い

冬なのに今日は暖かくて春(らしい/みたい)です。
なぜ「春らしい」はダメですか?

 「らしい」は2つの用法があります。一つは伝聞/推測、もう一つは典型的な性質です。 

 上記の例文の「らしい」を推測だと勘違いする学習者もいますが、「らしい」の推測は単なる推測ではなく、他の人から聞いた内容から推測するのが特徴です。この例文では他者の存在がないので、推測の用法は使えません。

 (1) 子どもみたいな大人だ。(実際は大人)
 (2) 子どもらしい子どもだ。(実際は子ども)
 (3)✕子どもらしい大人だ。

 「みたい」は比喩を表します。ですから述べられた物事と実際の物事は別です。
 「らしい」は典型的な性質を持っていることを表しますので、「子どもらしい子ども」と言えますが、「子どもらしい大人」とは言えません。

 持っている性質と実際の性質が一致する場合は「らしい」
 持っている性質と実際の性質が異なる場合は比喩に「みたい」を使います。





2020年5月28日学生からの質問 Q&A, 日本語TIPS