「探す」と「探る」の違い
「探す」と「探る」の違い
探す(さがす)
どこかにあるものを見つけ出そうとすることです。目に見えるものでも抽象的な物事にも使うことができますが、目に見えるものが対象になる場合は原則”目で“見つけ出そうとするのが特徴です。そしてその対象は動作主が既知の物であることが多いです。「探す」対象は無くしたものや欲しいものとなります。
(1) アルバイトを探す。
(2) 答えを探す。
(3) 白馬に乗った王子様を探す。
(4) 四葉のクローバーを探す。
(5) 人を探す。
(6) 無くした財布を探す。
(7) 生きる意味を探す。
(8) 常に新しい経験を探す。
探る(さぐる)
どこかにあるものを見つけ出そうとすることです。目に見えるものでも抽象的な物事にも使うことができますが、目に見えるものが対象になる場合は目に頼らず”手や感覚で”見つけ出そうとするのが特徴です。「探る」対象は動作主が未知の物事であることが多いです。
(9) 暗闇の中で出口を探る。
(10) バッグの中を探ったが見つからなかった。
(11) 相手の心の中を探る。
(12) 過去の記憶を探る。
(13) 原因を探る。
(14) 真実を探る。
(15) 可能性を探る。
(16) 最適なタイミングを探る。
「手探り(する)/手探りで探す」という言葉もあります。これは周囲が暗く視界が奪われた状態で、手だけで物を探すことです。
(17) 布団に埋もれた目覚まし時計を手探りした。
(用手摸索着寻找裹在被子里的闹钟。)
(18) 停電の中、手探りでスマホを探した。
(停电之后用手摸索着寻找手机。)
「探りを入れる」という言葉もあります。これは相手の秘密を調べたり、聞き出したりすることです。
(19) 浮気しているかどうか探りを入れる。
(偷偷查一下她(他)是否出轨了。)
(20) 試合前に相手チームに探りを入れるところから既に試合は始まっている。
(比赛,已经从赛前调查了解对手的时候就开始了。)
まとめ
探す(さがす) | 探る(さぐる) |
---|---|
目で見つける | 手や感覚で見つける |
既知の物事が対象 | 未知の物事が対象 |
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