【N4文法】~ていく

説明

接続

 動て形+いく
 

意味

 7つの用法があります。

 ①[移動時の状態]…着去/…去
 ②[順次的動作]…了再去
 ③[動作の継続(未来へ)]…下去
 ④[少しずつ遠ざかる]逐渐远去
 ⑤[状態変化の進展]…下去
 ⑥[消失]消失不见
 ⑦[こちらからの一方的な動作]…去/…过去
 

(1)移動時の状態

 (1) 教室まで歩いていく
     (走到教室去。)
 (2) 天気が悪いからバスに乗っていきましょう。
     (天气不好,坐公共汽车去吧。)
 (3) タイヤがパンクしたので、自転車を引っ張っていった
     (因为轮胎爆胎了,所以我拉着自行车走。)
 (4) 川をカヌーでゆっくり下っていく
     (乘独木舟在河上慢慢地往下走。)

 移動に関する動詞に接続して、どのような動作で、どのような手段で移動が行われたかを表します。

 

(2)順次的動作

 (5) 先にこの仕事をすませていきます。
     (我先把这项工作做完。)
 (6) 遠慮せずに泊まっていってください。
     (请不要客气,住在这里吧。)
 (7) とりあえずここで休憩していこう
     (总之先在这里休息吧。)

 順次的動作の用法の時、「~ていく」は文字通り「~てから行く」という意味です。
 (26)ではまず仕事を終わらせて、そして行くという物事の順序を表します。
 必ず意志動詞に接続して、その動作が完全に終わった後に「行く」が行われます。

 

(3)動作の継続(未来へ)

 (8) 以後も変わらず努力していく
     (以后也要一如既往地努力下去。)
 (9) 就職しても趣味のマラソンは続けていくつもりだ。
     (即使工作了,作为兴趣爱好的马拉松也打算继续下去。)
 (10) これからもここで生きていく
     (今后也要在这里生活。)

 意志動詞に接続して、その動作がその後も将来にかけて継続することを表します。

 

(4)少しずつ遠ざかる

 (11) 心はどんどん離れていった
     (心渐渐离开了。)
 (12) アリは自らの巣に戻っていきました
     (蚂蚁回到了自己的窝里。)
 (13) 授業が終わると学生はすぐに帰っていきました
     (下课后学生马上回去了。)

 対象が話し手から徐々に離れることを表します。
 物理的な距離のみならず、(32)のように精神的な距離でも使うことができます。

 

(5)状態変化の進展

 (14) 高齢者人口は今後もどんどん増えていく
     (高龄人口今后也会不断增加。)
 (15) 雪が積もっていく
     (雪渐渐积起来。)
 (16) これからますます寒くなっていくだろう。
     (今后会越来越冷吧。)

 無意志動詞に接続して、変化が進行していることを表します。
 どんどん、だんだんなどの副詞と呼応して用いられることが多いです。

 

(6)消失

 (17) 太陽が地平線に沈んでいった
     (太阳落在地平线上。)
 (18) 覚えたそばから忘れていく
     (刚记住就忘了。)
 (19) 学生が卒業していくのは寂しくてたまらない。
     (学生毕业后寂寞得不得了。)

 無意志動詞に接続して、元々存在していた物事が話し手の視界から消えることを表します。
 最後は完全に消えて見えなくなります。
 どんどん、だんだんなどの副詞と呼応して用いられることが多いです。

 

(7)こちらからの一方的な動作

 (20) 道行く人に次から次へと声をかけていく
     (一个接一个地向路人打招呼。)
 (21) 手当たり次第に聞いていこう
     (随便问问吧。)

 話し手から、あるいは話し手が見ている人から他の対象に対して一方的な動作が行われることを表します。

 

備考

 関連文法「【N4文法】~てくる

 





2020年4月25日N4文法/N5文法, 日本語の文法