平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題2解説
拍の長さ | 日本語では、平仮名1文字が1拍に相当します。ただし拗音は直前の音に結び付いて1拍となります。 |
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プロミネンス | 発話の中の特定の部分を他の部分よりも強調して言うことです。 |
アクセントの下がり目 | アクセントとは、個々の語について、習慣的に決まっている発音の相対的な高さや強さのことです。日本語は高低アクセントで、核(下がり目)のない平板式と、核のある起伏式に分けられます。 |
イントネーション | 抑揚のことです。疑問文の「~か?⤴」は上昇調、「そうですか⤵」の「か」は下降調です。 |
1番
「何が」を強調すべきところを、「見えますか」を強調しています。
プロミネンスの誤りです。
したがって答えはbです。
2番
「せつめい」というべきところを、「せっつめい」と言っています。余計な促音があるぶん、1拍多くなっています。
したがって答えはaです。
3番
「2キロ」を強調すべきところを、「泳いでいます」を強調しています。
プロミネンスの誤りです。
したがって答えはbです。
4番
「デジタルカメラ」のアクセント核は「カ」を後になるはずですが、「デジタル」と「カメラ」に分けて発音しています。
したがって答えはcです。
5番
「ちょっと」を「ちょと」、「よてい(予定)」を「ようてい」と言っています。
それぞれ拍が1拍増えたり減ったりしています。
したがって答えはaです。
6番
本来「ねこ」のアクセント核は「ね」の後ですが、男の人は平板型で発音しています。
なお、文末は疑問形なので上昇調のイントネーションが必要ですが、この部分は正しく発音しています。
したがって答えはcです。
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