平成24年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(6)解説

(6)擬音語・擬態語

 オノマトペの分類は次のようになっています。

擬態語 擬態語 動きの様態や状態を表すもの。
キラキラ、ねばねば、キョロキョロ、ぐにゃぐにゃ、さらさら…
疑情語 人の感情や心理的側面を表すもの。
イライラ、わくわく、るんるん、カンカン、メロメロ…
擬音語 擬声語 人の声や鳴き声を描写したもの。
ワンワン、チュンチュン、カーカー、わーわー、ニャーニャー…
擬音語 人の声や鳴き声以外の自然界の音を描写したもの。
ドンドン、ビリビリ、びゅーびゅー、コンコン、ゴロゴロ…

 聞こえる音を文字で表現したものは擬音語、聞こえないものを表したのは擬態語です。

擬音語 擬態語
窓をガラガラと開ける のどがガラガラする
煎餅バリバリ食べる バリバリ働く
麺をずるずるすする ずるずる引きずる
納豆ねばねば
かばんをガサガサ探す 肌がガサガサ

 この問題面白いです! 選択肢4だけ擬音語の用法がないんですね。
 したがって答えは4です。

 




2021年11月17日平成24年度, 日本語教育能力検定試験