中国での生活

 雪が降っています。
 朝起きたら衝撃的でした。もう3月中旬だというのに…。

 たくさんの学生が写真撮ってます。
 特に海南省の子はすごい喜びよう。

 ここでは滅多に雪は降らないし、どうやらこの冬初めてだそうですから”朋友圈映え“するんでしょうね。

 今降ってる雪は春の雪
 すぐ融けるやつで、見てると春を感じられるような雪です。

 本格的な春も近いですね。

日本語コラム

 「趣味は何ですか?」

 初めましての自己紹介をするなら100人中99人は言う言葉です。
 この質問に対して皆さんはどう答えますか? ちょっと考えてみてください。

 ( ´∀`) 私の趣味はバスケットボールです!
 (o´・ω・) 私の趣味は読書です!
 ( ^ω^) 私の趣味は走るです!
 
 (#゚Д゚) (文法間違ってるよ! だけど止められない…)

 せっかくの自己紹介。
 みんなも興味津々で聞いていて、話すほうも緊張しながら皆どんな反応するかな?なんて気になってるはず。

 そんな人に向かって「その言い方間違ってるよ」って絶対言うことができないんです…。
 終わってすぐでも言えません。

 だから今このコラムを読んでくれている方々には、ぜひ正しい言い方を覚えてほしいなって思います。

 じゃあ何がダメだったんでしょう。
 実は「私の趣味は走るです。」の「走る」。これがダメです。

 理由を説明するためには述語と動詞の名詞化について説明しなければいけません。

 

述語

 文末にくる部分を「述語」と言います。日本語ではこの種類によって大きく3つに分けられます。

 ①動詞述語文
 述語が動詞になっているもので「主語+動詞」で構成されます。主語は名詞です。
 ・私はご飯を食べる。
 ・母は料理を作る。
 ・みんなでゴミを拾う。

 ②形容詞述語文
 述語が形容詞/形容動詞になっているもので「主語+形容詞」で構成されます。主語は名詞です。
 ・あの子は可愛い。
 ・太陽が眩しい。
 ・この授業はつまらない。

 ③名詞述語文
 述語が名詞になっているもので「主語+名詞(+判定詞)」で構成されます。主語は名詞です。
 ※判定詞とは「です」「でした」「だ」「だった」などのこと。
 ・私は佐藤です。
 ・父は弁護士です。
 ・時間は宝物です。
 ・趣味は読書です。

 
 私の趣味はバスケットボールです。
 この文は名詞述語文の構造です。
 「私の趣味」と「バスケットボール」はどちらも名詞ですから、主語+名詞の形ですね。
 「私の趣味は読書です。」も同じです。

 しかし…
 私の趣味は走るです。
 これは「走る」と「です」が正しく接続されていません。
 中国語で言えば「我的爱好跑过去」って感じ。「是」がないんです!

 判定詞の前は名詞修飾形がこなければいけません。しかし動詞辞書形の「走る」は名詞に接続できません。
 動詞述語文と名詞述語文の要素が混在してるから変だと感じてしまうんですね。

 というわけで動詞の名詞化についても勉強しましょう。

 

動詞の名詞化

 動詞の名詞化は2種類あります。

 ①動詞辞書形+の
 ・私は走るのが好きです。
 ・泳ぐのが得意です。
 ・食べるのは私の生き甲斐です。

 ②動詞辞書形+こと
 ・私は走ることが好きです。
 ・泳ぐことが得意です。
 ・食べることは私の生き甲斐です。

 
 「~の」も「~こと」も動詞を名詞化する役割があります。意味はどちらも同じです。例えば…

 走るの = 走ること = ジョギング
 寝るの = 寝ること = 睡眠
 本を読むの = 本を読むこと = 読書

 これらは全部名詞です。

 
 
 じゃあ最初の問題に戻りましょう。

 私の趣味は走るです。
 この文の何が悪かったんでしたっけ?

 そうです! 「走る」が名詞修飾形じゃないからですね!
 じゃあどう言えばいいですか?

 私の趣味は走ることです!

 これが正しい言い方でした!

 
 ちなみに「私の趣味は走るのです。」だと思った人は、ごめんなさい、間違いなんです。
 

「~の」と「~こと」の違い

 「~の」は述語に使えません。主語にだけ使えます。そして口語的です。
 ✖私の趣味は走るのです。
 ◯私の趣味は走ることです。
 ◯走るのは私の趣味です。
 ◯走ることは私の趣味です。

 でも「~こと」は主語も述語もOK!
 ◯好きなことは野菜を食べることです。
 ◯生きることは食べること。
 ◯食べることは殺すこと。

 
 みなさんの自己紹介、間違わないように祈ってます。

日本語教師のお仕事

 今学期初の週末を迎えました。一通り1回ずつ授業を終えてみてまずまずな感じです!
 想像よりもかなり理想的な授業ができています。

 プログラミングに例えると、授業の度にあらかじめ用意しておいた関数を呼び出す
 私はそれに引数を渡すだけです。

 このメリットは計り知れません。
 授業の準備の時間はこれ以上ないくらい削減できて、学生にとっても授業の流れが掴みやすくなります。

 しっかしこの”ユーザー定義関数“を作るまでが長かった~…

 この方法を考え付くまでに1年半、関数を作るまでに1年半。
 やっぱり授業って経験が命な感じがします。

 とりあえず今学期もこの方法でやっていくこととして、その中でまた新しい発見があればと思ってます。