日本語教師のお仕事

 中国への渡航前、中国で日本語教師をしている人たちのブログを根こそぎ拝見しました。そこで見つけたアドバイスの一つに、「チョークと黒板消しは買っていったほうがいい」とあったのを覚えています。中国のチョークはとても折れやすいらしいのです。その忠告どおり、私はチョークだけ持っていきました。
 ”黒板消しはいくらなんでもあるだろう”
今考えれば、そう考えていたのがとても甘かったです・・・。

 たしかに黒板消しはあります。ですが、学生も先生も全く使わないのです。その理由は2つ。

 1.黒板消しを綺麗にする機械がない。
 2.黒板消しを使うと、とにかくチョークの粉が舞う。

 黒板消しを綺麗にするアレがないので常時粉まみれ。使えば使っただけ、既に付いてる粉が叩き落とされます。そして舞い、それが嫌なのでしょう。

 では何を使って黒板を消すのか・・・

 正解は「水で湿らせた雑巾」です。ある程度消したらトイレに行って雑巾を洗い、また拭く。私が小学校のときですらこうではなかったので本当に驚きました。先生ですら普通に使います。

 それでも私は黒板消しを使ってます。雑巾はなんか抵抗があるんですよね・・・。

中国での生活

 学生とどこかへ移動するときは、とにかく頻繁にタクシーを利用します。日本と違って値段は驚くほど安く、道路には必ず走ってるからです。学生が「ちょっと遠い」と表現した場所までおよそ10元(約200円)。非常に驚かされます。

 

 日本ではタクシーを止めるとき、手を空に上げて呼び止めます。ところが中国では、腕を真っ直ぐ横にしてタクシーを止めます。ちょうど地面と平行になるようにです。タクシーを止めるときの仕草をいつも写真に撮りたいと思ってたんですが、一瞬なので本当に難しい。上の写真は完全に平行ではないですが、まあまあ良い感じだったので参考までに。

 さて、今日も学生と遊びに行くためにタクシーに乗りました。その車内で学生と日本語で話していると、運転手が何やら喋っています。私は全て聞き取れませんが、確かに中国語で「日本人」と言ってるのだけ分かりました。その後すぐ、運転手は路肩に車を止め、同行していた学生が残念そうな顔をしてタクシーを降りたのです。もちろん、目的地には到着していません。その時点で全てを理解しました。

 運転手はおそらく日本人を乗せたくなかったのです。これに関しては学生も口を閉ざし、私も何も聞くわけにいかないので黙っていました。詳しい理由は分かりませんが、察するに昨今の日中関係でしょう。

 これはしょうがないことです。私はタクシーに乗せてもらう立場ですから、彼に従うしかないのです。そして、言葉にできないくらい悲しかった。きっと近くに学生が居なければ泣いていたかもしれません。

 私もそうですが、学生もきっと思うことがあるはずです。お互いのための”無言”だったのでしょう。

 この記事を読んでくれている人に伝えたいことは2つあります。1つは「客が○○人だから乗せたくない」ということは日本では絶対にないですが、中国では確かにあったということです。もう一つは、中国でそういう人は少ないということです。私は中国に来てからタクシーにたくさん乗ってます。今日はたまたまそうだった、それだけの話です。

 日本と中国が今より激しく激突したとして、その時の自分はどうなるか。まだ経験していないので分かりませんが、そんなことはとっくの昔に覚悟を決めました。ですが学生はどうでしょう。日本が好きで日本語を勉強して、そんな彼等の立場のほうが一番心配です。

中国での生活

 今日は2年生の女子学生4人と遊んでました。初めは昼ご飯を食べながら会話するだけの予定だったんですが、結局彼女たちに言いくるめられてゲーセンへ。最近こういう流れが本当に多い。ちゃんと拒否できない日本人の性格とがっつり来る中国人とでは、どちらが勝つかは考えなくても分かりますね。

 さて、日本ではゲーセンは淘汰されつつある存在で、昔に比べて人気はガタ落ちしてます。ですから私はここ何年も行った覚えはありません。遡れば10年くらいでしょうか。まさか中国で行くことになろうとは・・・。

 ゲーセン特有の爆音からか、学生たちと会話をするという当初の目的は果たせず、完全に目測を誤りました。しかし学生は本当に楽しそうです。聞くとゲーセンに来たのは生まれて初めてらしい。中国では少ないんでしょうか?

 どれも古いゲームばかりで、日本のように最新なものはありませんでした。一番多かったのはUFOキャッチャー。学生は何回も試してましたが、掴むアームがゆるゆるで、これは人形絶対に取れないだろうな~と思いました。そのくらい置かれてる機械が古いのです。ちなみにゲーセンでは日本と同じく”游戏币”という仮想通貨を使います。

 平日の昼間だったのでガラガラ。週末になればもっと人がいるのかな? ゲーセン自体は正直あんまり面白くなかったですが、やっぱり学生といると楽しいですね。

 その後は学校へ帰り、その4人とはお別れ。さて一人の時間! かと思いきや・・・ 続いて1年生2人、2年生2人と一緒に晩ご飯へ。毎日本当に学生とばかり一緒に居ます。このおかげでホームシックというのは全くありません。嬉しい誤算ですね。学生といるのは私にとっても、彼等にとっても良い事です。

 明日もお昼から学生との予定があります。午前は何もないので、起きるまで寝ることにします・・・。おやすみなさい。