日本語教師のお仕事

 今日は日本語教師で有名な笈川先生による日本語スピーチコンテストが開かれるということで、学生と参加してきました。

 出発したのは9時で、廊坊駅までバスで移動。10時15分発の高速鉄道に乗り約20分。その後地下鉄を30分ほど乗って北京大学前の駅へ。

 今日の北京の天気は非常に悪い・・・。 日本で「天気が悪い」というと、雲が掛かっていたり雨が降っていることを指しますが、中国では「PM2.5が多くて大気が汚染されている」という意味で使われることが多い気がします。学生は「天気が悪い」と表現しますが、雲は全くかかっていないのです。むしろ太陽は欠けることなく見えます。これが本当の「雾霾」でしょう・・・。

 雲一つない天気でしたが、昼にも関わらず太陽を見ることはできます。遠くの大気は茶色っぽくて、特に目に違和感を感じました。学生は毎日こんなに悪いわけではないと言ってましたが、私は初北京でこの酷さを経験したので強烈なインパクトがあります。どうなんでしょうか・・・。

 そんな天気の中、数十分歩いてたどり着いた会場は「文津国際酒店」。とても大きいビルで綺麗です。

 7名の日本語学習者が日本語で発表をします。今回のテーマは「日中協力について」。どの学生も昨今の日中関係について危惧しており、それぞれが考えた改善策を熱弁していました。

 参加者のほとんどは北京大学の日本語専門だったと記憶しています。日本に行ったことのある学生も居て、本当にどの方も皆日本語が上手だと感じました。

 しかしながら、中国人学習者が難しいとする日本語の”拍”を身につけていない学生も多かったです。私の受け持つ1年生も、拍が身に付いていないことで自分の名前も正しく言えない人もいます。一部分での矯正は比較的簡単に出来るのですが、全体の矯正には至らず、私自身もとても悩んでいます。

 そして、平仮名の一つ一つをはっきり発音してしまうのも気になりました。例えば、日本語で「ごめんなさい」と言うとき、最後の「い」をはっきり言いません。このような現象が日本語には言葉を発するたびにあります。ところが中国語は四声の関係ではっきり発音するため、その癖(?)が引き継がれているのかも? このあたりの分析は専門の研究者に任せましょう・・・。

 それから、プレゼンという場には相応しくない言葉を多用していたのも気になりました。一人の女子学生が「まあ」という言葉を頻繁に語頭につけていましたが、これは連呼すればするほど、”上から目線感”が出てきます。一つの癖でしょう。その場にあった言葉を使わなければならないというのは、敬語や謙譲語にも通じます。中国には敬語というものは特段存在しませんので、学習者がとても頭を悩ます分野です。

 さて・・・ 良くないところばかり書いてしまいましたが、当然良い所もたくさんあります!まず、皆がカンペもなしにプレゼンをしていたことです。たくさん練習してきたにしても、7分間も話し続けるのは相当の日本語能力が要るはずです。適切な場面で適切な慣用句を使うあたり、非常に理解のしやすいプレゼンだったと思います。

 できることなら、私の学生からもいつか参加させたい。まだまだ私には知識も経験もないので、勉強あるのみです・・・。

中国での生活

 私の学校は5月に運動会を控えています。学校の中では非常に大きいイベントで、全ての生徒がなんらかの競技に出場し、学院同士で競い合います。私はまだ経験したことがありませんが、学生の数はおそらく数千人はいるでしょう。その規模で行われる運動会は、日本には絶対少ない!っていうかあるのか・・・?

 学生だけではなく、教員というくくりでの競技もあるそうです。そういう理由もあって学生から「先生も出て」と言われ続けており、最近は出場するつもりで前向きに考えています! せっかくマラソン経験があるし、どうせなら一番長い長距離走、5000mに出るつもりです。

 とはいえ・・・ 中国に来ておよそ1ヶ月。ここ最近全くジョギングしていなかったせいか、急に運動会で走るのはかなり不安があるため、どうしても練習しておきたいと思ってました。

 今日は本当に念願が叶いました。2年生の周さんと李さんと一緒にトラックをジョギング。計8週くらい。楽しかったですね~。 ジョギングというのは不思議なもので、長期間走らなかったとしてもあんまり衰えませんね。5000mなら余裕でしょう!あと1ヶ月ほどあるので、十分練習しておくことにします。

 一汗流したら晩ご飯。
 学生が「オムライスがおいしい」と言っていたのを思い出して、今日は彼女達と一緒にこれを食べました。日本のオムライスと違って、お米がチキンライスではなくてただのお米。あと妙に冷めていて、上に乗ってる鶏のとんかつはほぼ衣だけ。学生が”肉がないね”と言っていて、まさにそうだと思いました。しかし美味しいです。味付けも控えめで、日本人もきっといけますね!

 最近思うのは、中華料理は本当に味付けが濃くて、私自身何が美味しいのか分からなくなってきてること。”食べられるなら美味しい”という思考回路になっている気がしてしょうがない・・・。

日本語教師のお仕事

 今日は1年生の授業が終わった後、学生を晩ご飯に誘いました。一年生も二年生もまだ一緒に話したことのない人が多く居ます。ですから食事という場面を借りて少人数で会話をし、親睦を深めていこうという計画です。

 本日の晩ご飯は一年生の蒙(もう)さん、邓(とう)さんと一緒です。
 毎回聞かれることは「先生は何を食べたいですか?」
 これに対する対抗策を手に入れました。以前は「あなたは何を食べたいの?」と聞いていたのですが埒が明かないので、今は「お米」と言うようにしています。学生に気を使うと、逆に気を使われ・・・ 困らせてしまうのは大変申し訳ないので、単刀直入に答えを与えることにしました。

 中国の南方はお米が大好き(主食?)だと学生から聞きましたが、北方はそうではないようです。でもご飯がない店はほとんど無く、学食もご飯を食べている人もたくさんいます。ですから「お米」と答えておけばすぐお店が見つかる。そして私は日本人だからお米大好き。両方にとって一番の解決策でしょう!

 食事後、1年生の自習を見物してきました。1年生は月~金7時から10時まで、教室や寮で必ず自習をするそうです。本当に?と疑っていましたが、本当に彼らは居ました。差し入れでジュースとおやつを持っていったのですが、意外と人数が多くてびっくり。ジュースが足りなくて飲めない人も居たくらいです。

 私が来たことできっと教室の空気はいつもと違ったかもしれません。それでも気を使わないでどんどん質問してくれるのは嬉しいし、行ったかいがありました。毎日行くことはありませんが、定期的に自習を覗きにいこうかなと思います。