平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(10)解説

 平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(10)は【行為要求のモダリティ】の問題です。

 命題とは、その文の客観的な内容の部分のことを指します。
 モダリティとは、その文の命題に対する話し手の主観的な認識や判断を表す部分を指し、ムードとも呼ばれます。モダリティはその性質によって2種類に分けられます。
 事柄に対する認識や判断を表すものは対事的モダリティ、聞き手に対する表現は対人的モダリティです。なお、対人的モダリティは主に終助詞のことを指しています。

午後は天気が良くなるだろうね
午後は天気が良くなる(命題)
だろう(対事的モダリティ)
ね(対人的モダリティ)

 1 命令・要求
 2 命令・要求
 3 共感・確認
 4 命令・要求
 5 命令・要求

 1はこっちに来るよう命令しています。
 2はこっちに来ないよう命令しています。
 3の「ね」は共感や確認の終助詞で、命令や要求とは関係ありません。
 4はこっちに来るよう命令(お願い)しています。
 5はこっちに来るよう命令(お願い)しています。

 したがって答えは3です。