平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(3)解説

 平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(3)は【接辞の付加に伴う品詞の変化】の問題です。

 接辞とは、文法的な機能を担い、それ自体では語として自立しえない形態素のことで、接頭語と接尾語の2種類あります。

 

接頭辞

 お昼、お母さん、お寺の「お」
 ご親切、御両親、御足労の「ご/御」
 反物質、非効率、不真面目、未成年、無意識の「反/非/不/未/無」
 …

接尾辞

 長さ、痛さ、大きさの「さ」
 男っぽい、安っぽいの「っぽい」
 佐藤さん、田中さんの「さん」
 感情的、建設的、封建的の「的」
 …

 
 問題の接辞に何か単語を付加したときに品詞が変化するかどうかを見てみます。

 1 欲しい(形) → 欲しがる(動)
 2 君(名) → 君たち(名)
 3 美しい(形) → 美しさ(名)
 4 丸い(形) → 丸める(動)
 5 建設(サ変/名) → 建設的(形動/名)

 2だけ接尾辞を付加しても品詞が変化しませんでした。それ以外は接尾辞の付加に伴い品詞が変化しています。
 したがって答えは2です。