平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(2)解説

 平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(2)は【句末での無声化】の問題です。

 母音の無声化に関する問題です。
 標準的な日本語で母音が無声化するときは2種類あります。

  ①「i」「u」が無声子音に挟まれたとき
  ②無声子音に「i」「u」がついた音が語末・文末にきたとき

 この問題は【句末での無声化】ですので、重要なのは②です。

 無声子音「かさたはぱ行(ksthp)」と「i」「u」の全ての組み合わせは、「き/く/きゅ/し/す/しゅ/ち/つ/ちゅ/ひ/ふ/ひゅ/ぴ/ぷ/ぴゅ」の15種類。
 この15種の音が句末にきたとき、母音は無声化します。

 1の句末の音は「う」
 2の句末の音は「む」
 3の句末の音は「い」
 4の句末の音は「り」
 5の句末の音は「しゅ」

 5は無声子音「s」に母音「u」がついた音が句末に来ていますので母音が無声化されます。それ以外は無声化されません。
 したがって答えは5です。

 参考:【第72回】母音の無声化で「です/ます」を綺麗に発音する