食堂のおじさんと、1人の一年生の存在。

 この人が食堂の1画でご飯を作っているおじさん。いつもいつも本当にお世話になってます!顔を覚えてくれたみたいで、目の前にいくと「今日は何食べたいんだ?」みたいなことを中国語で聞いてくれるようになりました。いつもどおりチャーハンを注文した後、おじさんと会話をするのが流れです。

 今日は「你有日元吗?」と聞かれて、日本円の話になったのです。
 するとおじさんが何やら難解な中国語を話し出しました。その文には「日元」という単語があったんですが、意味までは推測できず、結局伝家の宝刀「听不懂」を振りかざすことになったわけです。本当に申し訳ないんですが、おじさんも毎度の事なので慣れているのでしょう。優しい人なのでありがたいですね。

 会話の内容が気になった私は、たまたま近くにいた1年生の日本語の学生を呼んで、おじさんの言ってることは何か教えて欲しいと頼みました。ところがその1年生蒙さんは、先学期実家の都合で学校に来ていなかったのです。ですから日本語を話すことはほぼできません。実はそれを知っていながら私は彼女に助けを求めたのです。

 彼女はとても困っていました。結局彼女も私も何もできないまま料理が完成し、私達はおじさんと別れ、一緒の席に座りました。そしてさっきの出来事の反省会を行うことになったのです。

 彼女は日本語を聞いてもほぼ分からないので、大体の意思疎通は筆談と私のつたない中国語です。不思議なことに言葉にしなくてもお互い、言いたいことは分かっていたかもしれません。私は「没有信心」と言ったら、彼女は自分を指さして(私のこと?)と無言の質問をしてきましたが、すかさず私も自分に指を差して、あなたではない私が自信をなくしたんだということを伝えました。すると彼女は「我也是」とささやき、一つ言葉を紙に書いたのです。

 ”私は先生に中国語を教えたいけど、日本語ができない”
 そんな感じの意味ですね。
 彼女は「ごめんなさい」と言いました。今日の出来事でもっと自信を無くして、自分が何も出来なかったことを悔しく思ったんでしょう。そしてその相手が他の誰でもない私だったということも一つの要因。

 「中国語は難しい。日本語は難しい。あなたと私は同じ。」
 私は”没关系”と言って彼女を励ましました。どうやら喜んでくれたようです。
 
 
 さて・・・ 私も中国人と話すたびにどんどん自信は無くなっていきます。大問題ですね~。ですが、結局のところ最大の目的である「ご飯を食べること」は達成できているわけです。だから深刻に思いつめることもないんですね。大体私は日本人なんですから、中国語はまだまだ全然できないよ!って割り切って突進すると気分は楽です。物は考えようとはまさにこのことです。

 さて、中国語の勉強頑張ろう・・・。

中国での生活