2019年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題8解説

問1 内容言語統合型学習

 内容言語統合型学習/CLIL (Content and Language Integrated Learning)とは、非母語で科目を学ぶことで、科目内容・語学力・思考力・協同学習という四つの要素をバランスよく育成する教育法。Content(科目)、Communication(言語スキル)、Cognition(思考力)、CommunityないしCulture(共同学習、異文化理解) の「4つのC」によって授業を組み立てる。

 CLILは母語や媒介語を使用せずに科目を学びます。
 したがって答えは1です。

 

問2 資料

 1 資料1はともかく、資料2は生教材ですので、学習済みの語や文法だけで構成されているとは限りません。生教材には手を加えずそのまま授業で使うべきです。
 2 正しいです。
 3 正しいです。
 4 正しいです。

 したがって答えは1です。

 

問3 スキミング

 スキミング (skimming)とは、速読の一種で、文章の要点や全体の大意を理解するための読み方のこと。

 1 
 2 「大まかな意味」が「大意」と一致しますので、スキミングの説明です。
 3 
 4 スキャニング (scanning)の説明です。スキャニング (scanning)とは、速読の一種で、大量の文章から特定の情報を探し出すための読み方のこと。名簿から特定の名前を見つけたり、辞書で言葉の意味を調べるときなどに用いる読み方。スキャニングにはトップダウン処理がより必要とされる。

 したがって答えは2です。

 

問4 思考ツール

 特性要因図/フィッシュボーン図/フィッシュボーンチャートとは、ある結果がどのような要因によってもたらされたかを図式化し、整理するための手法のこと。

 ”問題の要因を細分化して整理”するには、上記のようにフィッシュボーンチャートが使えます。
 したがって答えは1です。

 

問5 自分の意見を書かせる

 1 学習の内省に繋がる活動なので、説得力よりも、自分の意見をまとめるほうが重要だと思います。
 2 正しいです。
 3 学習の内省に繋がる活動で、新しく学んだ言語形式を多用する必要はないです。
 4 「自分の意見を書かせる」のに、グループの意見と齟齬がないようにまとめさせるのは間違っています。

 したがって答えは2です。

 





2019年度, 日本語教育能力検定試験 解説