2019年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(8)解説

 (8)は「補助動詞」の問題です。

 取り出す、運び出す、逃げ回るのように、複合動詞の後部要素の動詞が結合後も本来の語彙的な意味を担っている語を語彙的複合動詞と呼びます。逆に、食べ切る、話し込む、溶け出すのように、複合動詞の後部要素の動詞が結合後に本来の意味を失い、文法的な機能を担うようになった語を統語的複合動詞と呼びます。統語的複合動詞は補助動詞とも呼ばれます。

 1 後部要素「みる」は本来の意味を失っているので、統語的複合動詞
 2 後部要素「かえる」は本来の意味を保持しているので、語彙的複合動詞
 3 後部要素「ある」は本来の意味を失っているので、統語的複合動詞
 4 後部要素「しまう」は本来の意味を失っているので、統語的複合動詞
 5 後部要素「くる」は本来の意味を失っているので、統語的複合動詞

 したがって答えは2です。

 参考:動詞の分類について - 補助動詞
 参考:形態、音素、語構成、語彙まとめ - 統語的複合動詞
 参考:形態、音素、語構成、語彙まとめ - 語彙的複合動詞





2019年度, 日本語教育能力検定試験 解説