平成25年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ 問題5解説

1番

 聴解問題の問いは「今と昔はどう違いますか?」です。「僕らのときみたいにクラスの人数が多いと、簡単に質問とかできないよね」の「できない」の意味が分からなければ、今と昔の比較ができません。
 したがって問1の答えはdです。

 「質問に来るんだけど/ああ、それに答え」「どっちかというと家庭教師/みたいなものかな」など、お互いに言い切りを避け、そのあとの文は相手によって再構築されるような会話となっています。
 したがって問2の答えはaです。

 

2番

 佐藤さんと田中さんによって、お互いの都合が会う日についてのやり取りが行われています。何日はどうのような情報が多く、その全ての情報を統合して判断する技能が必要になります。
 したがって問1の答えはcです。

 「12日までにできればいい」「9日は一日中会議がある」「12日に出張があるので、前の日は準備がある」の内容から、12日、11日、9日は打ち合わせできません。とすると10日か8日より前になり、日にちが特定できません。
 したがって問2の答えはcです。

 

3番

 「明るいところがいいな」や「壁のところに置こうかな」など、間接的な依頼表現を多用しています。
 したがって問1の答えはcです。

 「机は窓のそばの明るいところ」から、選択肢4が除外されます。「窓に向けて」から、選択肢1が除外されます。「ベッドはずっと奥のところ」の「奥」が、部屋の窓側の奥を指しているのか、窓とは逆側の位置を指しているのかが分かりません。「本棚はこっち側の壁のところ」も、「こっち側」が分からないのでこれ以上選択肢を絞れません。話者の位置によって場所が決まるような表現が多く、実際の家具の位置も特定できなくなっています。
 したがって問2の答えはaです。

 





平成25年度, 日本語教育能力検定試験 解説