成績によってクラス分けをしてみた結果

日本語教師のお仕事

 「成績によってクラス分けをしてみたい」の続きです。

 2年生は今週から成績が良いAクラスとそうではないBクラスに試験的に分けました。

 Aクラスの学生達は、相手が話した日本語を通訳せずに聞き取って即座に反応できます。このようなことができる学生だけを集めたのがAクラスなので当然と言えば当然なのですが、こうなると私は教室にいてもいなくても同じです。学生が主体となる授業としては理想的です。

 一方Bクラスの学生達は、お互いにおよそレベルが同じなので緊張感も特に感じなくなったようですが、自分の発話に自信がないのか声が小さくなりがちで、これによって相手方が聞き取れなくなり、逐一通訳を介することになっています。
 また、Bクラスの学生はディベートの時にメモを読み上げたり、スマホを読み上げたりする癖があるので、これを修正するためにメモ禁止、スマホの過度の使用禁止としました。このルールによって、いつもはメモを読み上げるのが中心だった学生は黙り果て、40分のうち20分くらいは無言でした。と言っても、こうでもしなければ即興力は身に付かないので、根気よくこの状態で続けていくつもりです。

 このクラス分けによって一つ収穫がありました。
 Bクラスの中で最も優秀な学生が3名ほど頭角を現し始めています。つまり、今回このクラス分けによって今まで日本語の上手な学生の陰に隠れて目立たなかった学生に十分な機会が与えられるようになったということです。クラス分けによって恩恵を受けたのはAクラスの学生全員と、Bクラスのこの3名です。半数以上の利益に繋がっていると見れば、非常に有意義だったのではないかと思います。