平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題12解説

問1 公用語

 公用語とは、公の場での使用が定められている言語のことです。公的機関には公用語を用いる義務が課されています。一つの言語とは限りません。

 ちなみに選択肢2はピジン言語のことです。

 したがって答えは1です。

 

問2 現代仮名遣い

 選択肢1

オ列の長音は、オ列の仮名に「う」を添える。

 ⇒ 工事(こうじ)

次のような語は、オ列の仮名に「お」を添えて書く。

 ⇒ 氷(こおり)

 選択肢2

動詞の「いう(言)」は、「いう」と書く。

 選択肢3

次のような語は,エ列の長音として発音されるか,エイ,ケイなどのように発音されるかにかかわらず,エ列の仮名に「い」を添えて書く。
例 かれい せい(背)
かせいで(稼) まねいて(招) 春めいて
へい(塀) めい(銘) れい(例)
えいが(映画) とけい(時計) ていねい(丁寧)

 選択肢4

次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1),(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。
例 じめん(地面) ぬのじ(布地)

 ⇒ 地震(じしん)

同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
例 ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる ちぢこまる

 参考:現代仮名遣い:文部科学省より引用

 したがって答えは1です。

 

問3 当用漢字表

 当用漢字は、公文書や出版物などに用いるべき範囲の漢字として告示されました。
 したがって答えは3です。

 

問4 訓令式ローマ字

 訓令式はsi/ti/tu/hu/zi/sya/tya/zya
 ヘボン式はshi/chi/tsu/fu/ji/sha/cha/ja

 したがって答えは1です。

 参考:訓令式ローマ字とヘボン式ローマ字の表記

 

問5 送り仮名の指導

 選択肢1
 複合語のうち、「申込」などの名詞は慣用に従って送り仮名を付けません。
 参考:文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 送り仮名の付け方 | 本文 通則7

 選択肢2
 「終わる/終る」のように、読み間違えるおそれのない場合は送り仮名を省くことができます。
 参考:文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 送り仮名の付け方 | 本文 通則2

 選択肢3
 「向う」は間違いです。「向かう」と表記します。
 参考:文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 送り仮名の付け方 | 本文 通則2

 選択肢4
 「当たる/当る」のように、読み間違えるおそれのない場合は送り仮名を省くことができます。
 参考:文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 送り仮名の付け方 | 本文 通則2

 したがって答えは3です。