JLPT N1文法講座

~んがために


 意味は「~するために」と同じだが、硬い表現でもっと強い意志があることを表せる。
 Ⅲグループ「する」のない形は「し」だが、この文法の時は「せ」となる。

~べく


 こちらも意味は「~するために」と同じだが、硬い表現でもっと強い意志があることを表せる。
 「するべく」でもいいし、「すべく」でもいい。

~ことがないように


 意味は「~しないために」と同じ。何かの現象・問題に対して対策を行う。

区別

 「~んがために」と「~べく」は接続が違う。
 「~ことがないように」は他の2つと意味が逆。

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~なり~なり


 AとBは類似するもの・ことが来る。「何なり」は具体的なもの・ことの代わりとして使えるが、1つ目の「~なり」には使うことができない。
 「黙って家に居ないで、風呂なり玄関なり掃除してくれる?」
 風呂と玄関だけではなく、その他の場所についても暗示している。

やれ~やれ~


 「やれ+名詞+だ、やれ+名詞+だ(と)」という形式でよく使われる。
 AとBは類似するもの・ことが来る。ほぼマイナスの表現。

区別

 「~なり~なり」は「なり」の前に単語が接続されるのに対し、「やれ~やれ~」は「やれ」の後ろに接続される。接続の位置が異なる。

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~までもない


 「わざわざ~する必要はない」
 重要なポイントは「わざわざ」

~には及ばない


 「(相手の気持ちに対して)わざわざ~する必要はない」
 相手の心配や配慮、お礼などの行為や気持ちに対して、そんなことしなくてもいいですよという気持ちを柔らかく伝える表現。

~にはあたらない


 「(一般的なことだから)~する必要はない」
 重要なポイントは「わざわざ」。
 「あれは見るにあたらない映画だ」のとき、ごく普通の映画なので見る必要はないといった批判的な意味になる。「見る」「聞く」などの時は「~に値しない」と言い換えてもいい。

区別

 相手の気持ちがあるときは「~には及ばない」を使い、ごく一般的なことには「~にはあたらない」を使う。