1年生後期会話

 ※この記事は調整中です。

 「ながら」は動作の同時進行を表す文法です。
 「~ています」は複数の意味を持ちますが、ここでは「習慣」の意味を勉強します。
 「~たり、~たり」は2つ代表的なものを挙げて、それらとは別の同類の動作の存在も暗示します。

 まずは五段、一段、サ変、カ変の基本形からます形を作らせます。その後はます形にながらを接続するだけで完成。基本的な文の作り方を教えて始まります。注意しなければいけないのは、例えば「音楽を聴きながら勉強をする」の場合、より重要なのは「勉強する」の部分だということです。何を強く言いたいのかで動詞の順番が変わります。

 「~ています」のためにて形も復習。
 「~たり」ではた形を使いますが、これはて形と似ているので簡単に復習するだけで十分です。

 【アクティビティ】
 週末は何をしていますか? → ~たり、~たりしています。
 動画あるいはgifか何かを見せて、彼は何をしていますか? → ながらを使って回答
 などなど…

1年生後期会話

今日は2年生の授業で授受動詞を勉強しました。授受動詞自体は大体1年生の後半に学んでいますから、2年生にとってはその復習になります。初回の導入は中国人の先生方に”完全に”任せました。かなり難しいとされる部分ですから、初めは母語で学んだ方がきっと良いと思ったからです。導入してもらった後は私の授業で実践練習! 今日も楽しい授業になりましたね。

 あげる/くれる/もらうは複雑な構造で出来ていて、立場によって謙譲語、尊敬語を使い分ける必要があること、くれる/もらうの気持ちの違い、あげる/やるの区別、内/外の関係等々、1コマでは到底話しきれないくらいのボリュームがあります。ですから記事のタイトルは①としました。初めから詰め込み過ぎずに徐々にやって行くつもりです。

 授業前にあらかじめお菓子類を用意しておくことをお勧め! 授受動詞は物の移動がメインですから、その物自体に本当の価値があると学生の食い付きも違ってきます。あげたお菓子は回収せずにあげること。お手伝いで教壇まで来てくれた学生へのお礼にもなりますからね。

 まず、下の内容を黒板に書いておいて、「先生」→「学生A」にチョコを渡す動作をみんなに見せます。
 [   ]は[   ]に[ 物 ]をあげる。
 [   ]は[   ]に[ 物 ]をくれる。
 [   ]は[   ]に[ 物 ]をもらう。

 あげる、くれる、もらうの特徴を各自思い出してもらい、空欄を埋めていきます。ここで言いたいことは、この3つの文型は全て同じ動作を違う3つの視点で説明しているということ。この場合あげるは第三者視点、くれるは自分視点(学生A視点)、もらうは第三者視点です。

 くれるは自分視点ですから、正解は
 [先生]は[私]に[チョコ]をくれる。
 となります。この時
 [先生]は[学生A]に[チョコ]をくれる。
 と言いたくなりますが、これはダメだと確認。

 その後も人を変えて2~3回確認。学生A→学生B、学生C→先生などのパターンも試して、それぞれあげる/くれる/もらうの文を言ってもらいます。大体思い出してもらったかなーというタイミングで本題に。
 「誕生日に何をもらいましたか?(誰か→自分)」
 「誕生日に何をあげましたか?(自分→誰か)」
 この2つの質問を考えてもらってみんな一人ひとりに答えてもらいます。

 このテーマはすごく良いテーマだなあと思います。授受動詞の練習にもなりますし、誕生日はいつ? そのプレゼントはいくら? 誰からもらったの? 彼氏から? とか言う別の内容にまで派生できるからです。話し終わった人も興味津々で聞いてくれますから、案外だらけず最後まで繋げました。

 もらった事があるものの中にブレスレット、指輪がありました。その話題ついでに装飾品の名前、ペンダント、ミサンガ、イヤリング、ネックレスも紹介。

 そして、くれる/もらうの違いについて簡単に説明します。
 ①彼氏は私に指輪をくれた。
 ②私は彼氏に指輪をもらった。
 この例文を黒板に書くと特に女の子は良い反応をしてくれますね。まさしく結婚の時のシチュエーション。この文の意味は完全に同じです。しかし気持ちが違うことがポイント。

 ①「指輪をくれた」はとっても嬉しい感じがする。結婚したい!という気持ちが強い。
 ②「指輪をもらった」は嬉しい感じがあんまりない。もしかしたら結婚したくないかもしれない。

 なぜこのような違いが出るのか。
 ①「くれた」は指輪を要求していないニュアンスが含まれます。突然のサプライズ感が出るため嬉しいのでしょう。一方②「もらった」は指輪が欲しいと彼氏に言ったことがあるかもしれません。だから彼氏は指輪を送ったという当然の成り行きです。

 最後に「とっても嬉しい時はくれるを使ってね!」と締める。いっちょあがり。

1年生後期会話

 ※この記事の使役受身形に関する接続に問題があります。
  正しい接続に関しては動詞の活用一覧を参照してみてください。
  今後修正します。取り急ぎここに書いておきます。

 
 2年生を対象に使役受身(~させられる)を勉強しました。受身と使役は1年生後期に既に勉強していて、教科書の中でもこれら3つはほぼ同時期に勉強することになっています。しかし複雑な動詞変化も相まってかなり混乱しやすい部分ですから、特に難しいと思われる使役受身のみ2年生の今の時期までずらしました。

 まずは復習がてら、使役と受身の変化を確認。
 いつも通り学生に五段動詞数個、一段動詞数個自由に挙げてもらい、使役と受身へ変化させます。
 この時、使役受身のために「~す」で終わる五段動詞を一つ挙げてもらいましょう。後々のために必須になります。

 変化が比較的簡単なのは一段、カ変、サ変です。一段とカ変は「ない形+させられる」で使役受身形を作ることができます。サ変は「させられる」。
 五段動詞の場合は少々複雑です。重要なポイントは全部で3つ。

 ①五段動詞も一段動詞と同様に「ない形+させられる」で作るが、一般的には短縮形されて「ない形+される」で言われることが多い。

 ②「~す」で終わる動詞(話す、直す、刺す…)は、「ない形+される」の言い方がない。話される/直される/刺されるは全て受身形の言い方。

 ③「~す」で終わる動詞は「ない形+させられる」だけ使うが、この規則に当てはめると「話ささせられる」となり「さ」が一つ余分。この「さ」は1つ消されて「話させられる」になる。要するに接続は「ない形+せられる」。

 その次に、例を挙げて意味を確認します。
 例えば、携帯を買いに行ったときに店員さんが押し売りしてきて、結局嫌々買ってしまったシチュエーション等々。使役と対にして述べると分かりやすいです。
 ・店員に私に携帯を買わせた。(使役)
 ・私は店員に携帯を買わされた。(使役受身)

 ・先生は私に給食を全部食べさせた。(使役)
 ・私は先生に給食を全部食べさせられた。(使役受身)

 全体が理解してくれたところで、一人ひとり例文を挙げて考えてもらいます。テーマは「子供の頃、先生や親に何をさせられた?」としました。
 ・私は母に薬を飲まされた。
 ・私は先生に宿題をさせられた。
 ・私は両親にこの世に来させられた。
 いろいろな例文が挙がりました。

 久しぶりに難しそうな顔をしていましたので、来週以降も復習していきたいです。
 また「させられた」が上手に言えない人もいますから、授業中に言う練習しておくのもいいでしょう。