1年生前期会話

 一年生前期第4回目の授業です。
 今回は簡単な自己紹介を学びます。

 授業冒頭に用意した紙袋に学生の携帯を全て回収。
 そこにいくつか学生のではない携帯を混ぜておきます。

 まずは復習。
 1~30の前回の宿題で発音が安定しなかったので、これを一人ずつ読ませました。

 その後は携帯の紙袋から一つずつ取り出し、「これは誰のスマホですか?」と聞きます。
 始めの人はよく分からず何も言えないので、そういう場合は保留。
 次々スマホを取り出して聞いていきます。

 数人目で「それは私のスマホです。」と言う学生が出てくるはずですから、すかさず「あなたの名前は何ですか?」と聞きます。
 名前まで答えられたら携帯返却。これを全ての携帯で行います。
 ここまでで30分くらいかかりました。

 続いて今回の本編。
 プリントを配り、例文一つずつ読んでいきます。
 例文の中の発音でつまづいたら、その都度全体練習。一人ずつ発音させていきます。

 今回勉強する重要なものはこの5つの文。
  ・私の名前は〇〇です。
  ・私は〇〇出身です。
  ・私は〇〇歳です。
  ・私の専攻は〇〇です。
  ・私の趣味は〇〇です。

 これを一つずつ丁寧に学んでいきます。
 17歳、18歳、19歳の読み方をそれぞれ練習し、あとは学生の故郷の名前を教えます。
 最後これを宿題としました。

 先生、こんにちは。
 私の名前は〇〇です。〇〇歳です。〇〇出身です。専攻は日本語です。趣味は【自由】です。
 よろしくお願いします。

 とにかく学生から日本語を引き出すために、テンポよく言わせ続けるのがポイントです。
 授業全体を通してみると大体問題はなかったと思います。

 雑にまとめました。
 学期末時間があるときに詳しく書き直したいと思います。

1年生前期会話

 一年生前期第3回目の授業です。
 今回は長音、促音、数字を学びます。

 まずは前回の復習です。
 濁音と拗音を学生に黒板に書かせて1行3回ずつ読み、もう一度ちゃんと発音練習します。
 
 それが終わりましたら、まずは長音から。
 一年生が使っている教科書の単語を3回ずつ読んで復唱させます。
 その後は「おじいさん」と「おじさん」を黒板に書いて、全員一人ひとりに「おじいさん」と発音させます。
 もし正しく発音できた場合は「おじいさん」側に正の字を書き足していきます。
 長音が不十分で「おじさん」になってしまった場合は、そちらに正の字を書きます。

 これをすることによって、他の学生の発音と私の判断をちゃんと注意するようになります。
 より長音を意識させることができるはずです。

 続いて、「おじいさん」と「おじさん」の発音の違いを教えます。
 実際は学生が思っているよりももっと長い時間伸ばすと綺麗に聞こえます。
 それを踏まえて、もう一度教科書の単語を3回ずつ読んで、長音を意識させましょう。

 
 続いて、促音の練習です。
 これも教科書の単語を3回ずつ読みます。
 「にっき」「いっぱい」「きって」と「ねっしん」の4種類を使います。

 促音の後の発音がk、p、tの場合は音を切ります。
 sの場合は摩擦音で1拍とします。

 まずは比較的簡単なkptから。
 これも全員立たせて、一人ずつ発音させましょう。
 口が緊張して上手に言えない学生もいると思いますが、経験上95%は問題ありません。

 続いて難しいsの促音です。
 これもまず全員立たせて発音させるのですが、ダメな場合は立たせたまま。
 おそらく半数以上の学生が不合格になるはずです。
 ここで摩擦音について説明し、正しい発音を何度も聞かせます。
 そして身に付けさせましょう。

 その後はもう一度教科書の単語を3回ずつ読んで確認します。

 ここまでで50分でした。

 後半50分は数字の勉強にあてます。
 まずは0~10まで黒板に書いて、一つずつ発音を確認します。
 0,4,7は複数の読み方がありますが、今回は混乱を避けるために「ゼロ」「よん」「なな」として導入します。
 11、12、13、14、15、…と徐々に数字を増やしていき読んでもらいます。
 20を過ぎて30に達したあたりで規則性に気付くでしょうから、そうすれば99まで言うことができるようになります。
 ここで11を「いちじゅういち」と誤読する学生も出てきますので注意が必要です。
 あとは個別に100を教えて数字の導入は完了。

 数字の練習がてら、任意の数字を黒板に書いて学生に読ませたり、あるいは自分の携帯番号を言わせたりします。
 携帯番号のくだりでは、わざと聞き間違えて黒板に書いたりすると盛り上がります。
 私が自分の電話番号を言うので、学生に聞き取らせて1人にかけさせるなどしてもいいかもしれません。

 ここまで来たらゲームです。
 やった遊びは美人投票ゲームで数字の勉強に詳しく書いています。
 あらかじめ何かプレゼントを用意しておくことと食いつきが違ってきます。
 これで数字で50分遊べますね。

 最後に宿題。
 p29、四の「ここは~とけいです。」と数字の0~30を60秒以内で読むこと。
 特に長音と促音に注意して読ませます。

 ここには万年筆やノートなどがあります。本はありません。本は本棚にあります。テーブルの上にケーキがあります。コップもひとつあります。机の上にはポットはありません。これは私の時計ではありません。これは李さんの時計です。

 第3回目も無事に終えました。来週からはもっと難しくなるかな。

1年生前期会話

 一年生前期第2回の授業です。

 授業の前に一つ準備が必要です。
 学生一人ひとりの微信に名前の日本語読みを教えておきます。
 読む必要はなく、字でです。

 「あ」から「ん」まで36回ずつ書いた大量の紙を回収します。
 学生にはちゃんと後でちゃんと確認するから一字一句綺麗に書いてねって言ったんですが、小学生ではないのでいちいち中身は見ません。出してくれたら信用します。
 特に成績に影響するわけでもないので、出さなくてもいいですが。

 もう一つは「あ」から「ん」までの発音の宿題。
 これも誰が送ってないかとかいちいち確認してませんが、送ってくれたらちゃんと訂正してあげます。
 今年も、真面目にやらない人は割と簡単に見捨てていくスタンスを取ろうと思います。

 そして授業開始。

 まずは前回の復習。五十音図を1行ずつ学生に書かせます。
 前回と同様、字が汚いなどの理由をつけて何度も書かせます。
 書き終わったら発音の復習ですね。

 それが終わったら、次は濁音です。
 濁音も学生に書いてもらいます。
 1文字を3回ずつ発音練習して、続いて1行を3回ずつ根気よく。
 いつも通り3分くらい練習時間を与えたら、一人ずつ発音していってもらいます。

 次は拗音。
 これも同様に学生に書かせて、1文字ずつ、1行ずつ発音練習し、練習時間を与えて一人ずつ発表です。
 やっている流れは同じですから、学生としても流れが自然と理解できて良いと思われます。

 次は名前を教えます。
 学生一人ひとりの名前は授業前に微信に送っておきましたので、授業中は実際の発音を教えます。

 ここまで来たら簡単な自己紹介ができます。
 直接学生に「自己紹介の時なんて言えばいいですか?」って聞いてみたら、案外答えられました。
 「はじめまして、こんにちは。わたしは◯◯です。よろしくおねがいします。」

 全てのセンテンスをゆっくり復唱して練習していきます。
 はじめまして/こんにちは/わたしは/です/よろしく/おねがいします
 あとは◯◯の部分に自分の名前を入れるだけです。
 練習時間を与えて、これも一人ずつ話させます。

 
 今回の宿題は3つ。
 まずは今日学んだ簡単な自己紹介を言って、その後濁音・拗音を全部正しい発音で読み上げることです。
 これは微信で送ってもらいますが、条件をつけました。
 この一連の読み上げは1回も途切れることなく、30秒以内におさめること。
 30秒を越えた音声は無視します。
 私が試したら15秒くらいでしたので、2倍の30秒ならなんとかなる域だと思います。

 今回は以上。次回は長音と促音かなあ。