1年生前期会話

 第7回目の授業です。今回は格助詞「に」「で」「から」「まで」。
 格助詞「に」「~から~まで」は時間を表す用法、格助詞「で」は場所をそれぞれ勉強します。

 まずは復習から。
 先週宿題にした会話文をもう一度復唱。

 あとはプリントに従って進みます。
 例文を読ませて厳しく発音を訂正。
 「~に」「~で」「~から~まで」の3つの文型を導入します。

 今回は時間に関する日本語を学びますので、「何時に起きますか?」「何時に寝ますか?」などが分かるようになります。このようなプライベートな話題も少しずつ発話させていきます。
 また「今何時ですか?」も分かりますので、次回からは学生に聞けるようになります。

 そしたら、p97の読解文の練習。
 一節一節ずつ発話を繰り返していきます。
 今週の宿題はそれとしました。

 丁さんは上海の日系企業の会社員です。彼は毎日、六時に起きます。七時に家で朝ご飯を食べます。八時ごろ出かけます。
 丁さんの家は市内にあります。会社は郊外にあります。家から駅まで十分歩きます。そして電車で会社へ行きます。駅から会社まで一時間ぐらいかかります。それで、丁さんは電車の中で朝の新聞を読みます。電車の中は大変混みます。
 会社は九時から始まります。そして午後五時に終わります。しかし、丁さんは時々残業をします。またよく同僚の付き合いをします。ですから、たいてい九時ごろ家へ帰ります。それからお風呂に入ります。十時ごろ本や雑誌を読みます。また、インターネットをちょっと楽しみます。十一時ごろ寝ます。

 今回は以上です。

1年生前期会話

 第6回目の授業です。
 今回は「います」を勉強します。

 まずは復習から。
 先週宿題にした会話文をもう一度復唱、そしてカバンや水やスマホを使って位置の練習を何度も繰り返します。
 とにかくたくさん発話させます。

 あとはプリントに従って進みます。
 例文を読ませて厳しく発音を訂正。
 「~は~にいます」「~に~がいます」「~はどこにいますか?」と3つの文型を導入します。
 文字に起こして説明するとこんなものですが、ここまでで60分くらいかけました。
 ついでに「あります」と「います」の違いについても簡単に説明するといいです。

 最後に実践的な練習を。
 教壇に4人~5人くらい呼んで、一列に並ばせます。
 まずは一人ひとりの名前を確認し、「〇〇さんはどこにいますか?」と聞きます。
 目標は「〇〇さんは、△△さんの右にいます。」などと、位置を正しく言えることです。
 右、左、隣、近くなど、正しく言えれば何でもいいです。
 教壇の数人の向きを変えると、後ろ、前などの位置も練習できます。

 それが終わったら今週の宿題。p33の前文としました。
 まずは私が一文ずつ読んで復唱させ、その後は数人に読ませて発音訂正。

この辺りは学園都市です。学園都市には色々な大学があります。キャンパスはみんな新しいです。
ここは私たちの大学です。この高い建物は図書館です。その建物は閲覧室です。あの建物は大学のゲストハウスです。
学生は朝は教室にいます。午後は閲覧室にいます。夜は寮にいます。大学には広場があります。広場には池があります。池の中には綺麗な金魚がいます。
学園都市には地下鉄の駅があります。交通はとても便利です。

 学園都市の撥音「ん」も1拍ですが、1拍分の時間がない学生が多かったです。
 寮、教室などの長音には常に注意させます。
 文末の「~す」は常に軽く発音させます。
 金魚の「ぎょ」は鼻濁音で。

 大体この辺りを注意させました。

 今回は以上です。

1年生前期会話

 第5回目の授業です。
 今回は「あります」を勉強します。

 まずは前回の復習。
 前回の宿題として先生こんにちは、名前、年齢、出身、専攻、趣味、よろしくお願いしますの宿題を出していますが、学生から送られてくる発音は誤りばかりです。
 授業冒頭でも、それをちゃんと修正するために今一度全員が自分の自己紹介を行います。
 特に注意すべき点は、文末の「ます」「です」の「す」が軽く発音されること。ほとんどsの摩擦音に近いくらい軽くです。
 もう一つは長音と促音です。

 まずは誰かの自己紹介を使って、1文ずつ私に続いて復唱させます。3回ほど。
 その後は一人ひとり言っていき、間違ったらその都度指摘。

 続いて配布したプリントに従って進んでいきます。
 まずは裏面の単語から。
 1単語につき3回ずつ復唱させます。全部読み終わったところで、しつこくもう1周しました。
 単語は何度読ませても害がありませんので、声が小さいとか元気よくとか煽って何度もやり直します。

 単語が終わりましたら、文法1「(物)は(場所)にあります」。
 例文を読んでいき、発音を確認します。例文はテンポよく全員発音させます。
 「机の上に」の「うえに」の発音が難しそうでした。多くの人は0で読むのですが、正しくは2です。
 「間に」も、正しい発音は0です。この小さな発音がのちのち生かされると思ってちゃんと指摘します。

 時間的に厳しかったので、文法はいくつか飛ばして「(物)はどこにありますか?」に行きました。
 これも一人ずつ例文を読んでもらいまし。

 この2つの文型が終わったら、学生の誰かのカバン、水、本やスマホを借りてちょっとした練習。
 教壇の見やすいところにカバンを置いて、その隣に水などを置きます。
 「水はどこにありますか?」と尋ねます。

  ・水はカバンの隣にあります。
  ・水はカバンの近くにあります。
  ・水はカバンの左にあります。

 などが推測される答えです。
 同じ配置でもいくつかの言い方があるので、それらを引き出すために色んな学生に聞いて回ります。
 答えが出尽くしても、発音の練習ということで1人ひとり言わせていきます。

 カバンの上に水を置いたり、中にいれたり、あるいは本やカバンで挟んだり、下に置いたりと、いろんなケースを試します。
 余裕があれば学生からスマホを何台か借りて、「2つ」「3つ」「4つ」「5つ」などの物の数え方も言わせると良いです。
 この場合はいくつかの言い方がありますので、どれでも構いません。

  ・スマホは本の上に3つあります。
  ・3つのスマホは本の上にあります。
  ・本の上に3つ(の)スマホがあります。
  ・本の上にスマホが3つあります。

 そして、時間的にも厳しかったのでまた色々飛ばして…
 教科書の会話文の練習に入りました。

李 魯さん、あなたの部屋は二階にあります。
魯 そうですか。部屋に何がありますか?
李 部屋には机や椅子などがあります。
魯 部屋に机がいくつありますか?
李 三つあります。
魯 部屋に椅子がいくつありますか?
李 六つあります。
魯 ベッドがいくつありますか?
李 四つあります。
魯 部屋にパソコンがありますか?
李 はい、あります。
魯 部屋にテレビもありますか?
李 いいえ、部屋にはテレビはありません。
魯 テレビはどこにありますか?
李 テレビは学生のクラブにあります。
  さあ、どうぞお入りください。
  魯さんの部屋はここです。
魯 すみません、本棚はどこにありますか?
李 本棚はここにあります。
魯 そこはトイレですか?
李 はい、そうです。そこはトイレです。
魯 あそこは浴室ですか?
李 いいえ、違います。あそこは浴室ではありません。
魯 浴室は二階にありますか?
李 いいえ、浴室は二階にありません。一階にあります。
魯 いろいろどうもありがとうございました。
李 いいえ、どういたしまして。では、しつれいします。
魯 さようなら

 既に他の授業でこれは触れていますから、促せば読めます。
 1度は学生だけで読ませて、続いて私に続いて読ませ、最後は任意の学生2人でチャレンジです。
 このペア練習を3組。

 その様子を通訳として来た4年生が動画を撮っていましたので、youtubeにあげました。

 最後に、この会話文を宿題としました。
 李さん役1人、魯さん役1人の2人一組のペアになり、今回は音声ではなく動画で提出します。
 動画内でのカンニングはもう一度なので、つまり全て暗記して撮影しなければなりません。
 この形式の宿題は私としても初めての試みです。

 今回は以上でした。