1年生前期会話

 今回は12回目、「あります」と「います」です。
 第12課 単語.pdf
 第12課 内容.pdf

 新编日语ではかなり早めの第2~3課で触れてある「あります」と「います」です。

 まずは理由の「から」を勉強しました。
 ・天気が良いから散歩しましょう。
 ・なんで宫保鸡丁が好きですか? - 美味しいからです。

 好きな食べ物は何ですか? 嫌いな食べ物は何ですか?
 一人ずつ聞いていって、「なんで?」と畳みかけます。
 理由を話す際には「~からです。」を使って答えさせましょう。

 最初はほとんどが「美味しいからです。」と答えますが、それでも「~からです」と言えばよしとします。

 続いて、「あります」「います」の導入です。

 ➀私は~があります。
 ・私は時間がありません。
 ・私は才能があります。

 才能がありますか?と聞いていきました。
 基本的な受け答えは「はい、あります」と「いいえ、ありません」の2種類ですね。
 あるなら、何の才能?と聞いてもいいです。

 ➁(場所)に(物)があります。
 ・部屋にテレビがあります。
 ・机の上に花があります。

 この時のために石工の亀を持っていきました。
 亀は生き物ですが、石の亀なのでここでは「あります」を使いました。

 亀を椅子の上、下、右側などに置いて、「椅子の上に亀があります」などと言わせます。
 これをいろんなパターンで繰り返し練習させます。
 箱の中、箱の外、窓の近く、誰かの頭の上、誰かの手の(平の)上、とにかくいろんな場所です。

 ➂(場所)に(人)がいます。
 ・教室にたくさんの人がいます。
 ・トイレの中にお化けがいます。

 お化けは生命体ではないですが「います」を使います。
 中国にお化けはいますか? どこにいますか? など掘り下げていけます。
 学生に聞いたら、ベッドの下、先生の後ろなどと言われました。面白かったです。

 ➃~は(場所)にあります/います
 私の携帯はどこですか? - あなたの携帯は机の下にあります。
 あなたは今どこですか? - 私は今トイレにいます。
 「~はどこですか?」に対する答えは、「~は(場所)にいます」を使います。

 
 ここまで来たらこの後行うことの途中で困らないためにも、教室中の学生の名前をみんなで確認しておきます。
 皆クラスメートなので名前は大丈夫だと思いますが、ここでは日本語の呼び名を覚えてもらいましょう。

 そしたら、4人~5人くらいを教壇に呼びます。横一列に並ばせましょう。
 そこで質問を投げかけます。
 「〇〇ちゃんはどこにいますか?」
 -「〇〇ちゃんは、Aの右にいます。」
 -「〇〇ちゃんは、Bの左にいます。」
 -「AとBの間にいます。」
 これを何度も何度もやりましょう。

 続いて、人を変えて再び並ばせます。ただし次は横一列ではなく、縦一列です。
 これによって「~の後ろにいます」「~の前にいます」という表現を練習することができます。


 
 教室での練習は以上。
 今回は教室の外に出て実際の練習してみました。
 「私たちは今から教室の外に行きます。行きましょう。」

 誰か一人を木の隣に立たせて、「〇〇はどこにいますか?」
 「〇〇は木の右にいます。」「…は木の下にいます。」などなど…
 木と木の間に立たせたり、車の近く、自転車の近くなどいろんなシチュエーションを試しました。
 恥ずかしがってたんですが、女の子を男の寮の入り口に立たせたりしました。それもまた面白かったです。

 他にも考えられるのは、「建物の下」「正門の近く」「中門の近く」「外国語学院の下」「公園の中」でしょうか。
 実際この授業は20分くらい余りましたので、みんなで散歩していろんなところに行ってもよかったなと思ってます。
 また、このタイミングでみんなで記念撮影してもよかったですね。
 しなかったことが悔やまれます。

 いいタイミングで教室へ戻りましょう。
 そして終わりです。

 教室を離れて実物を見ながら練習すると感触が良いです。
 これからもこういう要素を組み込んでいけたらいいなあと思ってます。
 以上12回目の授業でした。

1年生前期会話

 第11課は初形容詞の勉強です。
 主に形容詞の使い方を学びます。

第11課 単語.pdf
第11課 内容.pdf

 形容詞は2つに分けられます。
 中国の教科書では、一つは「形容词(い形容詞)」、もう一つは「形容动词(な形容詞)」です。
 名詞と接続する時、い形容詞は「い」が、な形容詞は「な」があるためこのように呼ばれています。

 まずは前回の復習。
 そして今回の単語、文法です。
 今回は後半50分に形容詞を使ったゲームなどを用意してますので、前半50分は主に文法を学ぶというだけです。

 第11課 内容.pdfを参考にしてください。
 この内容をやりながら、形容詞に関係した質問を投げかけていきましょう。

 ・この学校は有名ですか?
 ・中国の、日本の有名な大学の名前
 ・目は良いですか? ⇒ 視力
 ・今日の空はどうですか?

 な形容詞は特に問題ないんですが、い形容詞の変化には注意が必要です。

 い形容詞の肯定形は「~です」で表されますが、否定形は語尾の「い」を「く」に変え、「ありません/ないです」を付け加えます。
 ・大きいです ⇒ 大きくないです
 ・新しいです ⇒ 新しくないです

 い形容詞の连接式は語尾の「い」を「く」に変え、さらに接続助詞「て」を加えることで作れます。
 ・安い ⇒ 安くて
 ・高い ⇒ 高くて

 なお、この後ろには形容詞、形容動詞、動詞の接続が可能になります。
 ・安くて古い
 ・背が高くて親切
 ・眠くて疲れる

 最初は板書で肯定形⇒否定形を言わせます。慣れてきたら一人ずつ指名して口頭で練習しましょう。连接式もです。
 ・「安いと白い」⇒安くて白い

 ここまでで50分。

 続いて後半50分ですが、まずはプロジェクターを使いました。
 20枚ほどの写真を用意します。
 ↑の写真は1枚目でした。
 これを見せて、「これは何ですか?」と聞きます。

 「本です」
 「どんな本ですか?」
 「古い本です」

 ここで形容詞を引き出します。最初は英語の本と答える人もいましたが、今回は形容詞を言わせましょう。
 2枚目も同じ要領でやったら、3回目からは一人ずつ指名して答えてもらいます。

 学生は15名くらい居ましたので、一人1枚くらいは答えるチャンスがあります。
 一つの写真でも見方によっては色々な表現ができますので楽しいです。
 ただし調子に乗ってやり過ぎると飽きるので、このくらいで控えておきました。
 
 これが終わったらいよいよ最後です。
 隣同士で座ってる学生を指名して、「彼女は良い友達ですか?」と聞きます。
 「良い友達です」と答えますので、すかさず「どんな人ですか?」と聞きましょう。

 「AさんはBさんを紹介します。彼女はどんな人ですか? BさんはAさんを紹介します。彼女はどんな人ですか?」

 教室中の全ての学生で組みを作ります。2名~3名でくくりましょう。
 その場で答えるのではなく、5分くらい準備してもらいます。

 そして、実際にペアとなった学生を教壇に来させて発表です。
 「彼女の名前は~です。親切で優しい人です。….. ありがとうございました。」
 ありがとうの後は拍手。

 最初は「親切」「元気」などと褒めたんですが、その後「しかし」を効果的に使って笑いを誘う学生もいました。私の要求以上のことをさらっとやる辺り、才能が見え隠れしてました。

 これを全員やって終わりです。
 ボリュームは完璧、内容も盛り上がりも良かったです。
 問題は定着するかどうかですが、定着させるためには写真のくだりに時間を割くといいかもしれません。

 みん日の第9課にはな形容詞「上手、下手、好き、嫌い」が含まれてましたので、いっそ一緒くたに教えてしまったほうが良かった気がします。
 一年後の授業の時には修正しようと思います。

 以上11回目でした!

1年生前期会話

 今回は記念すべき10回目の授業、授受動詞の基本を勉強します。

 第10課 単語.pdf
 第10課 内容.pdf

 授受動詞は「あげる」「もらう」「くれる」の3種類ありますが、それぞれ尊敬表現もあり、格下に対する「やる」もあります。

 これらを同時に覚えようとすると主語と二格が混乱しやすく、さらに両者の上下関係によって変化することにも注意しなければいけません。

 ですから今回はこのうち「あげる」と「もらう」だけに着目し、導入します。
 それ以外のものには原則触れません。

 授業の前にチョコレートを20個30個くらい用意しておきました。
 授受動詞の授業ですから、実際にお菓子を上げるのがいいと思います。

 まずは復習です。
 前回は「【目的語】を~ます」の形を勉強しました。
 ちょうど独身の日が過ぎたこともあり、「11月11日に何を買いましたか?」と聞いてみました。
 一人ひとりの答えに対して「いくらですか?」と聞いていきます。

 続いて、文法➀「~にあげます。」です。

 私はあなたに100元をあげます。
 

 主語から二格へ物が移動します。
 もっとも分かりやすい用法ではありますが、原則として内から外、あるいは外から外への移動しか表現できません。
 (一人称、二人称、三人称によって区別される。)

 ここで学生一人を教壇に呼びます。
 「あなたはお腹がすいていますか?」と聞きます。
 「すいている」と答えれば、チョコをあげましょう。
 そこで学生に「あげます」の文を作らせます。

 先生は〇〇くんにチョコをあげます。

 学生が2人のパターンもやりましょう。
 ここでしつこく3回くらいは練習することをおすすめします。

 続いて、文法➁「~にもらいます/~からもらいます。」です。
 
 彼氏にプレゼントをもらいます。
 

 主語は二格から物をもらいます。
 「あげる」と文の構造が反対になっているため、この点に注意してもらう必要があります。

 もう一度学生を教壇に呼びましょう。
 再び先生から学生へチョコを手渡す動作をします。
 既に勉強した「先生は学生にチョコをあげます」は言えますが、これを「もらう」を使って言い返させます。

 「〇〇くんは先生にチョコをもらいます。
 ちょうど反対になっているので、黒板に対称的に書くと分かりやすいと思います。
 ここも何度も練習しましょう。
 特に「あげる」と「もらう」の言い換えはしつこくです。

 ついでですが、「あげる」は「貸します」「教えます」に、「もらう」は「借ります」「習います」に置き換えることができます。
 

 貸しますと借りますだけ練習しましょう。
 ペンが見つからない、ないふりをします。
 「ペンを貸してください」
 学生は私にペンを手渡します。
 「先生は〇〇さんに(から)ペンを借ります。

 すぐ対になる文も言わせましょう。
 「〇〇さんは先生にペンを貸します。

 これも念入りに練習しましょう。
 学生2人を指名して立たせます。
 一方に「”あげます”で例文を作ってください。」と言います。
 そしてもう一方がそれに対応した対の文を言います。

 例えばこのような感じです。
 片方が「私は先生にチョコをあげます。」と言えば、もう片方は「先生は彼女にチョコをもらいます。」という具合にです。

 「あげます」「もらいます」「貸します」「借ります」「教えます」「習います」の6種類ありますので、適宜作らせる例文を変えながらやっていきましょう。

 
 最後「あなたはどんな誕生日プレゼントをもらいましたか?」と聞いてみました。
 これも一人ひとり、「誰から?」「いつ?」など聞いていきましょう。
 発話させる機会を増やすためにもいいと思います。

 以上、授受動詞第1回目でした。