文法

説明

 感情に関する名詞に接続して、その感情が心から湧いてきて抑えられない様子を表します。驚き、怒り、恐怖、同情、疑問、違和感、涙、畏怖の念、焦燥、戦慄、笑い、興奮、悲しみなど多くあります。

 【接続】 名詞+を禁じ得ない
 【意味】 非常に~だ
 

例文

まさかの結果に驚きを禁じ得ない

この映画のラストシーンは涙を禁じ得ない

彼の身勝手な行動に怒りを禁じ得ない

 

備考

 特になし

 

文法

説明

 「忍ぶ」はもともと我慢する、堪えるという意味で、その否定形「忍びない」は我慢できない、堪えられないという意味になります。この文型の特徴は、話者が対象を可哀想、気の毒だと感じているところにあります。

 【接続】 動辞形+に忍びない
 【意味】 ~するのが~我慢できない
      ~するのが~堪えられない
 

例文

大事なプレゼントなので捨てるに忍びない

あまりに可哀想で見るに忍びない

死ぬときの悲鳴は聞くに忍びない

 

備考

 「見るに忍びない」「聞くに忍びない」と同じ意味で「見るに堪えない」「聞くに堪えない」があります。

 

文法

説明

 「たりとも」の前には1日、1人、1秒などの「1+数詞」の形が接続され、「~さえも~ない」「全然ない」という意味を表す。数量が少ないことを強調する文型です。「何人(なんぴと/なんびと)」は慣用句。また、命令や禁止にも良く使われます。

 【接続】 名詞+たりとも~ない
 【意味】 ~でさえも~ない
 

例文

渋滞で1mmたりとも進まない

1秒たりとも気を抜く

何人たりともこの先に立ち入ることは許されない

 

備考

 似た文型「~として~ない」も「1+数詞」の形を接続して数量が少ないことを表せますが、こちらには2の用法があります。
 〇 彼みたいな人は2人としてない
 ✕ 彼みたいな人は2人たりともない