平成28年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(15)解説

(15)言語の類型

 言語を分類する方法は2種類あります。
 一つは言語を語形変化から分類するもので、膠着語、屈折語、孤立語、抱合語の4つに分けられます。
 もう一つは言語を主語、目的語、動詞の三要素の基本語順から分類するものです。

膠着語 実質的な意味を担う語幹に接辞を接続することによって語形変化する言語のこと。「食べる」の語幹「tabe」に屈折接辞「ru」がつくような変化を持つ。 トルコ語、ウイグル語、ウズベク語、モンゴル語、日本語、朝鮮語(韓国語)、フィンランド語、インドネシア語、エスペラント語…
屈折語 文法的機能を表す形態素が、語の内部に分割できない形で埋め込まれる言語のこと。つまり、語そのものが変化する言語のこと。 ラテン語、ギリシア語、ロシア語…
孤立語 全ての語が語形変化しない言語のこと。 中国語、ベトナム語、ラオス語、タイ語、クメール語…
抱合語 特に動詞に他の意味的または文法的な要素が接続され、語だけで文に相当する意味を表現することができる言語のこと。 アイヌ語…

 1 膠着語 SOV型
 2 孤立語 SVO型
 3 膠着語 SOV型
 4 膠着語 SOV型
 5 膠着語 OVS型

 語順では答えを1つに絞れませんでしたが、選択肢2の中国語だけが孤立語でした。
 したがって答えは2です。

 言語の類型はホントにたまに出題されます。しっかり覚えても点数には結びつきにくいので、有名どころの言語だけ頭の片隅に入れておくと良いです。





2020年9月20日平成28年度, 日本語教育能力検定試験 解説