平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(6)解説

(6)派生語の語構成

 派生語とは、2つ以上の形態素からなる合成語のうち、自由形態素と拘束形態素からなる語のことです。

 例えば…
 「お金」は拘束形態素の「お」と自由形態素の「金」からできてます。
 「春めく」は自由形態素の「春」と拘束形態素の「めく」からでてきます。

 ここでいう自由形態素は単独で語になれる形態素を指してます。「金」「春」などは単独でも語になれてます。
 逆に拘束形態素は他の形態素につかないと語になれない接頭辞や接尾辞のことです。「お」「めく」はそれだけで語になれませんが、「金」「春」につくことでやっと語になれます。

 各選択肢を見てみると、全部人を表す接尾辞(拘束形態素)があるので派生語です。

自由形態素 拘束形態素
栄養
調査
審査
依頼
看護

 問題は語構成なので、前部要素と後部要素の関係を見てみます。

 1 栄養する人(?) ⇒ 栄養に詳しい人
 2 調査する人
 3 審査する人
 4 依頼する人
 5 看護する人

 1以外は人を表す接尾辞の代わりに「~する人」が使えます。1はそれができません。
 したがって答えは1です。





2020年9月15日平成29年度, 日本語教育能力検定試験 解説