平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(4)解説
(4)漢字の成り立ち
漢字の成り立ちといえば六書です。六書は4つの造字の原理と、2つの運用の原理からなります。たまーーーに出題されます。本当にたまにです。私はあんまり得意じゃないので諦め気味…
造字 | 象形文字 | もともとの形を絵で表した漢字のこと。象を見たことがない人に象の絵を描いて形を説明したことから「象」形文字と言われるようになりました。 | 象 山 川 大 木 日 月 犬 口 山 子 糸 耳 車 手… |
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指事文字 | 位置や状態などの抽象的概念を線や点で表した漢字のこと。 | 一 二 三 上 下 足 中 天 本 立… | |
形声文字 | 意味を表す記号と音を表す記号を組み合わせて作った漢字のこと。 | 晴 河 江 空 校 字 青 先 草 村 町 年 百… | |
会意文字 | 象形文字と指事文字で作られた感じを組み合わせて作った漢字のこと。 | 林 炎 男 休 見 左 森 正 赤… | |
運用 | 転注文字 | 本来の意味から転じた意味で使われている漢字のこと。「楽」は元々音楽の曲という意味でしたが、そこから転じて曲を聞いていると楽しいから「楽しい」という意味を持つようになったそうです。 | 楽 長 悪… |
仮借文字 | 同音あるいは似た音の漢字を借りて当て字として使っている漢字のこと。亜細亜(アジア)や露西亜(ロシア)などのそれぞれの漢字に意味はなく、音だけを借りて表そうとしたものです。 | 露西亜 珈琲 亜細亜 印度 |
1 象形文字
2 象形文字
3 象形文字
4 象形文字
5 会意文字
したがって答えは5です。
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