日本の文化再発見の機会

日本語教師のお仕事

 日本概況の授業、今日はいつもとは違った授業構成にしてみたのですが、これが大当たり! 私の携帯の写真を紹介するという内容です!
 日本にいるときは写真なんて滅多に撮るものではなかったんですが、中国に来てから写真を撮らない日はまずありません。その写真とは「日本では見られない光景」を収めたものが大半を占めます。もともとは日本の文化を紹介する授業なんですが、 ”日本人目線で見た中国” の写真を見てもらうことで、対称的な日本を感じてもらおうという考えです。

 ↑の写真は、学生との食事のシーン。
 すでに皆お腹がいっぱい。しかしまだ手付かずの料理が残っています。日本では料理を残さないのがルールですが、中国では残してもいいわけです。それは一種のマナーだと思っていたので割り切っていたのですが、それでも勿体無いと感じます。食べ物だけではなくお金も無駄です。この話を学生にしたところ、彼らは驚きの返事をしました。
 「これは中国の文化じゃない。悪い習慣です。」
 てっきり文化だと思っていたのでそれ以上深く考えることはしなかったのですが、彼ら自身が”悪い習慣”だと言い切ったことにびっくりです。彼らの口ぶりには危機感がありました。中国の人口がこれから増えていくことで食料問題が発生するというような内容の著書もあるくらいですから、中国の人々も改善すべき部分だと思っているのかもしれません。

 日本も中国に対して偉そうにできる立場ではないですね~ 日本の廃棄処分も大概です。例えばコンビニの消費期限切れのものなどは法律的に販売することができなくなりますから廃棄されます。このあたりの議論は分かれるので明言は避けますが、こういった食糧の”有効利用”を提唱する声もあります。
 
 
 写真を見せるたびに「どこが変?」と質問するようにしました。しかし中国人にとっては普通の写真なので多くは分からないのです。文化の違いははっきりそこに表れます。中国人の”普通”が、日本人にとっての”普通”ではないことを知り衝撃的だったと思いますが、みんな絶えず笑っていたので手ごたえはバッチリでした!
 
 中国での写真を見せることは私にとっても良い勉強になります。滞在期間が長くなればなるほど新しい発見はなくなっていくでしょうが、ある程度溜まったら公開していくことにします!そのためには日本人の感覚を忘れずに中国を見ることができるかが鍵。ですから、いつか写真を撮らなくなったとき、そのとき私は中国にすっかり馴染んでしまったと言えるのかもしれませんね・・・。





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