【N1文法】~たるもの/~たる~/~たるに

2021年7月31日N1文法, 日本語の文法

説明

接続

 名詞+たるもの(たる者)
 名詞+たる+名詞
 ~たるに値する
 

意味

 作为…,(应该)…
 作为…的…
 ~として~するべき
 ~として~しなければならない
 

解説

 「たる」は立場を表します。「~たるもの」は「~として」、「~たる~」は「~としての~」という意味です。
 「たる」の前には職業や立場を表す名詞が接続されます。
 後件には「~するべき」「~しなければならない」「~してはいけない」などが呼応し、その職業や立場の人はこうするべきだと釘を刺す言い方です。

 「~たるに」は後件に「値する」や「ふさわしい」などが来ることが多く、「~としての基準を満たしている」という意味を表します。
 

例文

 (1) 医者たるもの、患者を第一に考えるべきだ。
     (作为医生,应当优先考虑患者。)
 (2) 政治家たるもの、人々の代弁者としての自覚を忘れてはいけない。
     (作为政治家,作为人民的代表,必须有此自觉。)
 (3) 教師たるもの五者たれ
     (作为老师应该为人师表)
 (4) スポーツ選手たるもの、ルールを遵守しなければならない。
     (作为运动员,必须要遵循规则。)
 (5) 警察官たるもの、身を挺して市民の安全を守るべきだ。
     (作为警察,应该挺身而出保护市民的安全。)
 (6) 紳士たるもの口より先に行動で示す。
 (7) 家庭を守る。それが父たるものの役目である。
 (8) 男子たるもの、いい娘がいたら即、口説け!
 (9) 兵士たるもの、己の武器の整備も使命だ。
 (10) 投資家たるもの、世間の流行より株価を気にすべし。
 (11) 彼には政治家たる資質がない。
     (他没有作为政治家的资质。)
 (12) 憲法は「内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する」(第66条第1項)と定めている。
     (宪法规定“内阁根据法律的规定,由其首长内阁总理大臣及其他国务大臣来组织”(第66条第1项)。)
 (13) 前回大会の王者たるにふさわしい活躍だった。
 (14) 【労働基準法第一条】労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。
 (15) 常によりよい行政を追究することこそが、市民の代表者たるに相応しい資質であると考えます。
 (16) 民主主義の理想は、人間が人間たるにふさわしい生きがいのある生活を営み、お互の協力によって経済の繁栄と文化の興隆を図り、その豊かなみのりをすべての個人によって平和に分かちあうことができるような世の中を築いていくにある。

 

備考

 似ている文法「【N1文法】~ともあろうものが
 似ている文法「【N1文法】~としたことが

 





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