【質問】「寝る」と「眠る」の違いは何?
質問

質問者さん(中国)

管理人
睡眠状態を表す場合は「寝る」も「眠る」も使えます。
「寝る」は横たわる意
「寝る」は横になって心身や頭を休ませることを表します。横になっていれば「寝る」と言えるので必ずしも睡眠状態を表すわけではありません。次の例文は全部睡眠状態ではなくて、横になってるだけ。
(1) 〔医療現場で〕ここに寝てください。
(2) 一日中寝ながらゲームしてた。
(3) 寝ながらできる運動で脚痩せしよう!
(4) 筋肉痛で寝た状態から起き上がれない。
(5) 寝たままご飯を食べる横着なネコ。
でも「寝る」は「眠る」よりも拍数が短く発音しやすいので、睡眠状態を表す「眠る」の代わりに使われます。
(6) いびきをかいて寝ている。
(7) 一度寝たら朝まで絶対起きない。
(8) 寝る直前に考えてたことは夢に出てきやすい。
(9) 疲れたから今日はもう寝るね。
(10) 寝て起きて、寝て起きての繰り返し。
「眠る」は睡眠状態の意
「眠る」は睡眠状態。目を閉じて意識的な活動が完全に停止した状態を表します。
(11) 心配事はさっさと眠って忘れてしまおう。
(12) 眠ったまま歩き回る。
(13) 昨日はよく眠ったのに眠い。
(14) ぐっすり眠ったあとの肌は、どんなエステよりも美肌効果があります。
(15) ふかふかベッドで眠る。
睡眠状態を表す場合は「眠る」と「寝る」は言い換えられます。でも横たわる意の「寝る」は「眠る」に言い換えることはできません。
(16)✕眠りながらスマホを触る。
(17)✕眠ったまま着替える。
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