遭難して食べたペンギンの肉

日本語教師のお仕事

 今の2年生には天然な子が一人います。今学期は毎週火曜日夜8時から会話を行ってきたのですが、それも今日が最後。毎回面白い物語を持ってきては話してくれるので、私の中で随分楽しみな1時間となってました。

 そんな彼女、先週と今週の話のテーマは「怖い話」。
 なかなかぶっ飛んだ話でした。

 彼女の話をそのまま紹介します。

 
 あるところに1組のカップルがいました。彼らは北極へ旅行に行きました。しかし北極は白夜です。サングラスは一つしかありません。そのサングラスは女の子がかけました。白夜のせいで男の子は失明してしまい、女の子は救助を呼びました。
 
 ところが救助はいつになっても来ません。数日後、食糧は無くなってしまいました。女の子は男の子を助けるために、食べ物を探しに行きました。女の子はペンギンを捕まえてきて、男の子にペンギンの肉を食べさせました。
 
 その後救助が来て2人は入院することになりました。しかし女の子は助からず死んでしまいました。彼はとても悲しかったです。

 3か月後、男の子は彼女との思い出を振り返るために、再びペンギンの肉を食べました。彼は死にました。

 
 原文ほぼそのままです。
 どこが怖いか分かりました? その2年生が言うには、IQが高いとすぐ分かる怖い話だそうです。

 
 実は彼が食べた肉は彼女の肉だったそうです。彼は失明しているためそれが分からず、ずっとペンギンの肉だと思って食べていました。
 退院した後に再びペンギンの肉を食べてみたら、あの時食べたものと味が違うことに気付いて彼は全てを理解したそうです。つまり、自分は彼女を食べたのだと。
 彼女の死の理由、そしてその衝撃の事実に彼は自殺をしました。

 
 なるほどなーと納得のオチです(?)
 いろいろ突っ込みどころはありますが、最後彼が突然死ぬのが腑に落ちなかっただけに上手く作られた話ですね。

 「白夜のときサングラスがないと失明する」っていうのがすごく気になったんですけど、気持ちよさそうに話を続ける様子を見てスルーしました。
 これって本当なんですか? 彼女いわく太陽光が強いかららしい…。

 成長目覚ましい2年生、来学期も会話楽しみにしています。





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