平成14年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(13)解説

(13)「道」の意味

 1 道を帰る 「帰る」経路が「道」
 2 道を下る 「下る」経路が「道」
 3 道を通る 「通る」経路が「道」
 4 道を上る 「上る」経路が「道」
 5 道に寄る 「寄る」着点が「道」

 「寄り道」は目的地に行く途中で別の所に行くことですが、この場合の「道」はその別の所を指しているんだろうと思います。だとすれば「道」で「道」に隣接する別のところを指すメトニミーでしょうか。だから「道に寄る」と前項と後項の間にニ格の関係が認められます。この場合の「道」は「寄る」着点であり、他と意味役割が違います。

 答えは5です。




平成14年度, 日本語教育能力検定試験