平成18年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(2)解説

(2)閉鎖の有無

 調音時に口腔内のどこかで閉鎖をするかどうか見る必要があるので、とりあえずそれぞれの調音法を洗い出す必要があります。

 1 摩擦音なので隙間がある状態で発音する(閉鎖してない)
 2 摩擦音なので隙間がある状態で発音する(閉鎖してない)
 3 破裂音はいったん調音点で閉鎖して、その閉鎖を肺からの呼気で開放する(閉鎖している)
 4 摩擦音なので隙間がある状態で発音する(閉鎖してない)
 5 摩擦音なので隙間がある状態で発音する(閉鎖してない)

 選択肢3だけ破裂音です。破裂音は閉鎖させて開放するときの音なので閉鎖が必須。
 したがって答えは3です。




平成18年度, 日本語教育能力検定試験