平成20年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ 問題1(12)解説

(12)可能動詞

 五段動詞の可能形のことを可能動詞と呼んでいます。
 一段動詞の可能形、例えば「食べられる」などは可能以外にも受身、尊敬などの意味を持つので「可能動詞」とは言いません。五段動詞の可能形はまさに可能の意味しかないから「可能動詞」です。

 1 聞く → 聞ける (可能動詞)
 2 売る → 売れる (可能動詞)
 3 思う → 思える (可能動詞)
 4 切る → 切れる (可能動詞)
 5 「見える」は辞書形

 選択肢5の「見える」はこれが辞書形です。辞書形で可能の意味を持っている動詞で、そんな動詞は他にも「聞こえる」などがあります。
 したがって答えは5です。




平成20年度, 日本語教育能力検定試験