【質問】「大きい」と「大きな」の違いは何?
質問

質問者さん(中国)

管理人
「大きな」は抽象的な事物で、数値化できないものに使います。
「大きい」の使い方
面積、体積、規模などがある基準を上回っている状態であるときに「大きい」「大きな」を使い、意味的にはどちらも同じ使い方。基準を下回っている場合は「小さい」「小さな」です。
「大きい」は物理的な面積、体積などが物理的にある基準を上回っている場合でも、抽象的で目には見えないような事物の規模や程度がある基準を上回っている場合でもOK。「大きい」はその大小がはっきり数値化できたり、数値化できると感じている事物に対して使います。
(「小さい」も同じ使い方)
【物理的な事物】
(1) 朝と昼で気温差が大きい。
(2) 声が大きい。
(3) 私って結構胸が大きい方だと思う。
(4) 近場に大きい薬局できた。
(5) 3万円を失ったのは大きい損失です。
【抽象的な事物】
(6) 彼の存在は大きい。
(7) 保護者の責任が大きい。
(8) 器が大きい人になりたい。
(9) 大きい事故があったようだ。
(10) 大きい問題に直面した。
「大きな」の使い方
「大きな」は「大きい」の連体詞です。こっちは基本的には抽象的な事物に対して用い、その大小がはっきり数値化できなかったり、数値化できないと感じている事物、計り知れない事物に使います。
(「小さな」も同じ使い方)
(11) 大きな悩みを抱えている。
(12) 真冬の深夜に地震が起きた場合、最も大きな被害が見込まれる。
(13) 大きな意味があります。
(14) 大きなことを成し遂げたい。
(15) 大きな成功を収めた。
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