【練習問題】(830)文法的に不適格な表現

文法的に不適格な表現として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
 
 1 (先輩に対して)「原因が分かりましたなら、すぐご連絡します。」
 2 (先輩に対して)「2時ごろで田中さんがいらっしゃるそうです。」
 3 (先輩に対して)「全体会議は何時からだっけ?」
 4 (先輩に対して)「ここができないんですが、助けてくれませんですか。」

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解説

 文法的に不適格な表現とはつまり非文。文法という絶対的なルールを守れば正しいですが、破れば間違いになります。このルールを守らなければ、いかなる場面でも誤りになります。

 選択肢1
 ここでは条件の「たら」を使うべきですが、「なら」を使っています。これは文法的な誤り。

 選択肢2
 時間には「に」をつけますが、この人は「で」を使っています。文法的な誤りです。

 選択肢3
 先輩に対して「だっけ?」とタメ口を使っているのは誤りですが、これは文法的な誤りではありません。
 適切な場面で適切な表現が使えない、社会言語学的な誤り。どんな場面でも誤用になるわけではありませんからこれが答え。
 こういった誤りは正しい、正しくないという尺度では測れません。通常は「ふさわしい/ふさわしくない」という尺度で評価すべき誤りです。

 選択肢4
 「助けてくれませんでしょうか」だったら良いんですが、「~でしょうか」が「~ですか」になっています。
 これは文法的な誤り。 

 したがって答えは3です。




2022年9月20日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題