【N1文法】~に準じて/に準じ/に準じた

説明

接続

 名詞+に準じて
 名詞+に準じた+名詞
 

意味

 以…为标准
 按照…对待
 

解説

 規格や根拠などの基準を表す名詞に接続し、その基準を用いて後件を処理することを表します。例文(1)~(4)
 また、他の物事を倣ったり、程度が同等であることを表す用法もあります。例文(5)~(8)

 「準ずる(じゅんずる)」ということもあります。
 

例文

 (1) ISO規格に準じて運用する。
     (按照ISO规格来运用。)
 (2) 中学時代は校則に準じて前髪は眉毛までしかなかった。
     (中学时代按照校规,刘海只可以到眉毛。)
 (3) 氏名変更の手続きは本人確認書類に準じて行います。
     (姓名变更的手续按照本人确认的文件进行。)
 (4) 当校は冬季休業に準じて、8日まで冬休みとなっております。
     (本学校以冬季休业为基准,到8日为止是寒假。)
 (5) 彼の成績は最優秀賞に準ずるものだ。
     (按照他的成绩可以得最优秀奖。)
 (6) 嫌な予感がする。もうすぐ大怪我するか、それに準じた出来事が起こる気がする。
     (有种不祥的预感。感觉马上就会受重伤,或者会发生同样严重程度的意外事件。)
 (7) 「昇殿参拝」は男性であれば正装が原則で、女性もそれに準じた服装が望ましい。
     (“升殿参拜”如果是男性的话原则上是正装,女性也应该有这种场合的服装,那样是最理想的。)
 (8) 本作はオリジナルに準じた作品となっていて、原作ファンも納得の出来だ。
     (本作品是以原创为基准的作品,原作粉丝也能接受。)

 

備考

参照系の文法 意味
【N1文法】~に照らして/に照らし/に照らした 憲法、法律、制度、規則、ルールなどの基準
【N1文法】~に即して/に即し/に即した 事実や現実などの基準
【N1文法】~に則って/に則り/に則った 習慣、慣例、常識などの伝統的な概念
【N1文法】~に準じて/に準じ/に準じた 他の物事を倣ったり、程度が同等であること
【N1文法】~に鑑みて/を鑑みて(かんがみて) 状況、先例、規範などから考えて、何らかの対策や判断を下す
【N2文法】~を踏まえ/を踏まえて/を踏まえた 現状や実情、反省、結果、状況を判断材料にする
【N2文法】~に従って/に従い 指示や規則を遵守/前件と後件が同時変化

 

 




2021年4月7日N1文法, 日本語の文法