【N1文法】~に照らして/に照らし/に照らした

説明

接続

 名詞+に照らして
 名詞+に照らした+名詞
 

意味

 依照…
 对照…
 

解説

 行為の根拠を表します。
 主に憲法、法律、制度、規則、ルールなどの基準を表す名詞に接続します。
 基準と行動を比べ、照らし合わせるようなニュアンスを持ちます。
 

例文

 (1) 犯罪は全て法に照らして裁かれる。
     (犯罪全部按照法律制裁。)
 (2) 彼は社則に照らして処分された。
     (他被按照公司的规定处分了。)
 (3) 学則に照らせば強制退学は免れない。
     (如果按照学校规定的话免不了被强制退学。)
 (4) 当事者だけでなく、関係者も必ず法律に照らして裁くべきだ。
     (不仅是当事人,有关人员也一定要依法裁决。)
 (5) 解雇するには、社会の常識に照らし納得できる理由が必要となる。
     (解雇需要符合社会常识的可以接受的理由。)
 (6) 審査基準に照らして、どちらが優れているかを判断する。
     (按照审查标准,判断哪个更好。)
 (7) 昔から尊重されてきた規範に照らしてみる方法は現代では通用しない。
     (按照以前就被尊重的规范,在现代是行不通的。)
 (8) 法治国家であるならば、法に照らして粛々と処理するべきだ。
     (如果是法治国家,则应依法严肃处理。)

 

備考

参照系の文法 意味
【N1文法】~に照らして/に照らし/に照らした 憲法、法律、制度、規則、ルールなどの基準
【N1文法】~に即して/に即し/に即した 事実や現実などの基準
【N1文法】~に則って/に則り/に則った 習慣、慣例、常識などの伝統的な概念
【N1文法】~に準じて/に準じ/に準じた 他の物事を倣ったり、程度が同等であること
【N1文法】~に鑑みて/を鑑みて(かんがみて) 状況、先例、規範などから考えて、何らかの対策や判断を下す
【N2文法】~を踏まえ/を踏まえて/を踏まえた 現状や実情、反省、結果、状況を判断材料にする
【N2文法】~に従って/に従い 指示や規則を遵守/前件と後件が同時変化

 

 




2021年4月7日N1文法, 日本語の文法