【N1文法】~の至り(いたり)

説明

接続

 名詞+の至りだ
 

意味

 无上
 无比
 非常
 

解説

 光栄の至り、感激の至り、幸甚など、一部の語について感情を強調する文型です。
 「若気の至り」は血気盛んな若者がする稚拙な行為、失敗を表す慣用表現です。
 

例文

 (1) このような式典に参加でき、光栄の至りです。
     (可以参加这样的典礼,真是光荣之至。)
 (2) 皆様のご声援に感激の至りでございます。
     (我对大家的支持真的是无比的感激。)
 (3) 少しでもお役に立てば幸甚の至りです。
     (能够稍微有点帮助真是荣幸之至。)
 (4) 限られた時間でしたが大変貴重なお話しを伺え、その場にいられましたことが光栄の至りでした。
 (5) 多くの方に応援して頂いて感謝の至りです。
 (6) 褒めていただき恐縮の至りです。
 (7) 若気の至りを経験してこそ本当の大人になれる。
 (8) 学生時代はよく若気の至りで悪いことばかりした。
     (学生时代幼稚无比,总是做一些坏事情。)

 

備考

 関連文法「【N1文法】~の極み(きわみ)

「至る」シリーズ 意味
【N2文法】~に至る 到達、結果、結論
【N1文法】~に至っても 極限の状態になってもなお~
【N1文法】~に至っては 特例を挙げる
【N1文法】~に至って/に至り ある特別な状況になってようやく~
【N1文法】~に至るまで 範囲内の全ての物
【N1文法】~の至り(いたり) 一部の語について強調

 副詞「至って(很/最/非常)」としての用法もあります。
 (5) こんなにも緊迫した状況でも、彼は至って冷静だった。
     在这么紧迫的情况下,他却极其冷静。
 (6) 私はいたって普通の人間です。
     我是一个非常普通的人。

 

 




2021年7月26日N1文法, 日本語の文法