【N3文法】~恐れがある(おそれがある)

説明

接続

 名詞+の恐れがある
 動辞形+恐れがある
 動ない形+恐れがある
 

意味

 恐怕会…/恐怕要…
 有…的危险
 有可能…
 ~かもしれない(悪いこと)
 

解説

 良くない状態や状況になる可能性が高いことを表します。
 「~かもしれない」と意味が同じですが、この文型は特に悪いこと、悪い予感や予想、可能性に対して使います。

 主観的ではなく客観的な根拠に基づくことが多いので、ニュースや新聞などで用いられます。
 

例文

 (1) 一人で登るには様々な危険に遭遇する恐れがある
     (一个人攀登可能会遇到各种各样的危险。)
 (2) 自撮りは自由だが、場所を選ばなければ他人の迷惑になる恐れがある
     (虽然自拍是自由的,但是不分场合恐怕会给他人添麻烦。)
 (3) A社は度重なる不祥事で倒産の恐れがある
     (A公司因为多次遭遇挫折而面临破产。)
 (4) 市場の競争力を削ぐ恐れがある
     (可能存在削弱市场竞争力的隐患。)
 (5) 人種差別が横行すれば戦争になる恐れがある
     (种族歧视大行其道恐怕会引发战争。)
 (6) 線路内に立ち入るのは重大な事故を招く恐れがある
     (进到铁路线内恐怕会招致重大交通事故。)
 (7) 髪が濡れたままだと頭皮に菌が繁殖し、頭皮の炎症をまねく恐れがあります
 (8) 長時間睡眠は逆にやる気や免疫力集中力を低下させてしまう恐れがあります
 (9) 県内は明日の朝にかけて大雨になる恐れがあります
 (10) 駆け込み乗車は重大事故を招く恐れがありますので絶対におやめ下さい。
 (11) 白髪が増えると老けて見えるので恋愛にも影響が出る恐れがあります
 (12) インスタント食品やレトルト食品を多用した食生活をしていると必要な栄養素が不足する恐れがあります
 (13) 濃厚接触の恐れがあるから検査を受けた。
 (14) 格安すぎる業者は詐欺の恐れがあるため、ご注意ください。
 (15) 人間は気道と食道が交わっているので、食べ物がのどに詰まると窒息死の恐れがある
 (16) この生き物は絶滅の恐れがあるため、条約で国際取引が禁止されている。

 

備考

 特になし

 




2021年9月3日N3文法, 日本語の文法