【練習問題】(727)仮名表記と実際の発音

仮名表記と実際の発音が異なるものの例として、不適当なものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
 
 1 洗濯機
 2 旅客機
 3 無力感
 4 水族館

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 

解説

 それぞれ仮名表記と実際になされる可能性がある発音を示します。

 1 せんたくき:せんたっき
 2 りょかくき:りょかっき
 3 むりょくかん
 4 すいぞくかん:すいぞっかん

 選択肢3だけは他と違って「むりょっかん」と言ったりしません。仮名表記と実際の発音が一致しています。

 選択肢3以外のような音韻現象は母音の無声化を経て「っ」が現れる促音化と呼ばれる現象です。

 1 sentakuki → sentakki
 2 ryokakuki → ryokakki
 3 muryokukan
 4 suizokukan → suizokkan

 それぞれ 狭母音/u/ が無声子音 /k/ に挟まれているので、/u/ がまず無声化します。無声化した結果「っ」となり、これが仮名表記と実際の発音を異にする原因となっています。しかし選択肢3だけはそうはならず、現代では通常「むりょくかん」と言います。

 したがって答えは3です。

 参考:【音声学】第17課 母音の無声化
 参考:【音声学】第23課 その他の音韻現象
 参考:「洗濯機」はセンタクキ? センタッキ?




2022年9月20日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題