【練習問題】(677)内の関係・外の関係

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを、それぞれ1~5の中から一つ選べ。
 
【内の関係・外の関係】
 1 雨が降る三秒前
 2 昨日点検した車
 3 自販機で買った水
 4 建物を支えている柱
 5 誰かに片づけられたゴミ

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解説

 「私が愛用しているギター」は「私がギターを愛用している」と言い換えられます。なぜなら、被修飾名詞「ギター」と名詞修飾節内の述語「愛用している」の間にはヲ格の関係があるからです。このように被修飾名詞と名詞修飾節内の述語の間に何らかの格関係があるものを内の関係といいます。格関係がないものは外の関係です。

 選択肢1
 「雨が降る三秒前」は「三秒前に雨が降る」と言い換えられそうです。しかし、言い換える前と言い換えた後では意味が全く違います。例えば「今、雨が降る三秒前だ」と「今、三秒前に雨が降った」だと違いますよね。言い換えられても意味が違うので外の関係です。
 「三秒前に」の「に」は時間を表す格助詞です。「に」をつけると「降る」という動作の時間が「三秒前」であることを表しますが、それは違います。「降る」のは現在から未来方向に三秒後です。だから「降る」と「三秒間」の間にはニ格の関係はないんです。

 超難しい問題でした。

 選択肢2
 「昨日車を点検した」に言い換えられます。「点検した」の対象が「車」。ヲ格で繋げられますから内の関係。

 選択肢3
 「自販機で水を買った」に言い換えられます。「買った」の対象が「水」。ヲ格で繋げられますから内の関係。

 選択肢4
 「柱が建物を支えている」に言い換えられます。「支えている」の主体が「柱」。ガ格で繋げられますから内の関係。

 選択肢5
 「ゴミが誰かに片づけられた」に言い換えられます。「片づけられた」の主体が「ゴミ」。ガ格で繋げられますから内の関係。

 したがって答えは1です。

 参考:【複文】第15課 内の関係と外の関係
 参考:【複文】第16課 外の関係の特徴




2022年9月20日日本語教育能力検定試験 解説, 練習問題